【連載】重量のおかげで若くいられる?!老化と深い関係を解説!

今回取り上げるのは「重力」と老化との関係についてです。この関係を知れば知るほど、運動の必要性、重要性が浮かび上がってきます。

前回の記事>>【連載】なぜもみ返しが起きるの?専門家が詳しく解説

 

話題になったきっかけは宇宙飛行士だった!?

宇宙飛行士といえば、宇宙空間で従事するため相応のトレーニングを積む事が一般に知られていると思います。そんな彼らが地球に帰ってくる時、車椅子に乗った姿が印象的に映りました。ある宇宙飛行士は、こんな言葉を残したそうです。

「一枚の紙切れがこんなに重いとは」

地球に戻ってきて、持った紙切れに重力の存在を再認識したそうです。

 

無重力の中での身体の変化とは?

実際に宇宙空間(無重力)であった身体の変化をピックアップしてみましょう。

  • 血圧の変動
  • 筋肉の衰え
  • 骨量の減少
  • 腸の働きの低下
  • 免疫の低下
  • 暑さ、寒さへの適応力の低下

さて、ピンときた人もいらっしゃるかと思います。これらは老化で起こる現象とほぼ一致しているのです。

 

私たちの身体は良くも悪くも「適応」する

私たちの身体は、その過ごしている環境、条件などにうまく適応させながら過ごしています。

例えば

  • 暑かったら汗を出して体温を下げる
  • 寒い時には身体を震わせて体温を上げる

などなど、こういった自律神経が関わってくる身体の無意識な反応は「ホメオスタシス」といった呼ばれ方をされています。前に上げたのは、あくまで無意識的な適応の例です。もっと意識的な例、1番わかりやすいのは筋トレだと思います。

身体にとって強い負荷をかける

かかってきた負荷に負けないように骨や筋肉を強くする

骨密度が上がる、筋肉量が増える
(強い負荷に負けないように身体が大きくなる)

筋トレで身体が大きくなっている人は、定期的に入ってくる強い負荷へ適応させるために、身体を大きく発達させざるを得なかったと言い換えても良いでしょう。

筋トレの一例では不足かもしれませんが、私たちの身体は様々な外的要因に対して、その状態を変化させていけるという事がここでのポイントです。

 

現代生活には老化を促進するモノが溢れている!?

では、一つ質問をさせて下さい。私たちの身近にあるモノで「私たち自身の身体を動かすことなく、ある結果が受けられるようなモノやサービス」がどれだけ思い浮かぶでしょうか?思いつきやすいもので、エレベーターエスカレーターでしょうか?

ボタン一つ、あるいは一段乗るだけで本来であれば労力を必要とする上の階まで「楽に」移動する事が出来る事を私たちに提供してくれます。あるいは宅配サービスを思いつく方もいらっしゃるかと思います。電話やインターネットなどでの僅かな時間を割くことで自宅に商品が届く、あるいはサービスを受けることが出来る非常に便利なシステムです。

私はこれらのモノやサービスを否定する気はまったくありません。便利や快適といった利益を得られる反面、私たちは身体を使わずしてある結果を得られる機会が非常に増えているというのが現代社会で起きていることなのです。

 

なぜ運動する必要があるのか?〜アンチエイジング〜

運動の必要性、重要性は様々な側面から認識されていると思います。宇宙飛行士の例からわかるのは、身体に相応の負荷をかけ続けないと、身体は一気に老化という適応を起こすという事です。(動かす必要がないから、退化させるという言い方も出来そうです。)

老化に抗する=アンチエイジングと考えるならば、一般的な運動をやり続けて、身体に重力という負荷をかけ続ける事が大事とわかります。そういう意味で、筋トレはよりわかりやすい方法なのかと思います。

今日の内容をより詳しく知りたい方はこちらの書籍をお勧めします。

宇宙飛行士は早く老ける?-重力と老化の意外な関係

第1話【連載】マッサージ師が感じた健康作りへの近道とは!?
第2話【連載】マッサージ師が教える血流を良くするための知識と運動方法〜背骨編〜
第3話【連載】マッサージ師が教える血流を良くする生活上のコツ4つ
第4話【連載】治療の専門家マッサージ師が教える血流と痛み・炎症との関係がわかる基礎知
第5話【連載】マッサージ師直伝!こり・頭痛のお悩みの方におすすめする実践的解消法
第6話【連載】治療の専門家木村が伝授!腰の痛みで悩んでいるあなたに教える知識のポイントとセルフケアの実践方法
第7話【連載】姿勢を考える時に重要となる「軸」という考え方についてお伝えします!
第8話【連載】姿勢で軸をよくしたい方に教える「運動面」の考え方とその運動方法
第9話【連載】治療の専門家・木村が考える、”知っておきたい神経の知識”
第10話【連載】「怪我した反対側も痛くなった!」その原因を神経の知識から解説します!
第11話【連載】痛み止めや湿布を使うタイミングを考える〜可塑性(かそせい)〜
第12話【連載】神経と筋肉の結び付けを考え、神経を鍛えよう!
第13話【連載】あなたは、大丈夫?知らず知らずのうちに内臓に疲労を蓄積してるかも
第14話【連載】コラーゲンについてどのくらい知ってますか? 
第15話【連載】筋膜の繋がりを活かして、セルフケアに役立てよう①足底
第16話【連載】腰トラブルの前に!腰椎伸展と股関節伸展を意識してヒップアップしよう
第17話【連載】健康食品から見る、身の回りに溢れる生活習慣予防策について
第18話【連載】なぜもみ返しが起きるの?専門家が詳しく解説

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木村佑介

木村 佑介(きむら ゆうすけ) H1.8.16 学歴 都立井草高校 →立教大学法学部 →東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科(主席) 資格 あん摩マッサージ指圧師 はり師 きゅう師 スポーツ歴 中学〜陸上競技 高校時代:3年次、200m、400mにて関東大会出場 大学時代:4年次、関東インカレ(2部)4×400mリレー優勝 「現在の職業についた理由」 高校時代まで、怪我とはまったくの無縁で、記録も順調に伸び続けました。大学1年次も夏頃までは好調をキープ。追い風参考記録になったものの、初の100mで10秒台となる10”91をマーク。が、1年次後半に肉離れを起こして以来、ほぼ毎年怪我をしている状態になる。3年生になる頃に、先輩に紹介してもらった先生に出会い、復活し、4年次には最大の目標であった関東インカレ優勝を果たした。この先生に出会って、自分も治療家になりたいと思い、法曹志望の道を一転させて、治療家の道に。現在は、都内マッサージ院にて勤務の傍ら、師匠の元に通い、修業中。