【連載】治療の専門家マッサージ師が教える血流と痛み・炎症との関係がわかる基礎知識

【痛い時どうしよう?】

皆さんがマッサージなどを利用する時はどんな時でしょう?

どこかが痛かったり、重かったり…そんな自覚症状がある時だと思います。
今回の投稿では、私達にとって身近な存在である【痛み】に焦点を当ててみたいと思います。

前回の記事はこちら>>【連載】マッサージ師が教える血流を良くする生活上のコツ4つ

 

痛みはどんな存在?

さて、痛みについてですが、皆さまはどんな印象をお持ちでしょうか?
不快な存在であるという事には疑問はないと思います。

痛みの存在は、そういった不快な感情を抱かせる事によって、私達の体に対する【警告反応】の役割を持っています。
痛みという不快な信号があるからこそ、私達の身体の安全は保たれていると考えても良いでしょう。


その例として良く挙げられるのが、先天性無痛症という病気です。
その名の通り、痛みを感じないという病気ですが、彼らは痛みを感じる事が出来ないので、例えば大きな傷を負うような怪我をしても気づくことが出来ません。
そのために怪我を繰り返してしまい、例えば繰り返しの骨折によって、関節の変形を起こしたりもしてしまいます。

 

筋肉の痛み?内臓の痛み?

私の中で結構多いなと感じる質問が、内臓の痛みなのか?という質問です。

具体的には

・腰が痛いのだが、これは内臓が悪いの?

・胸が痛いんだけど、心臓とか悪いのかな?

といった所です。

筋肉が痛いのか、それとも内臓が痛いのかはなかなか難しいと思います。
簡便な方法ですが、見分けるための基準があるので、こちらでご紹介します。

 

・動いて痛いか?

例えば腰の場合、おじぎの姿勢で痛みが出るか?といった例です。
動いて痛みが出る事を【体動痛】と言いますが、これがある場合、筋肉や関節などの痛みの可能性が高くなります。

・指で指し示せるか?

内臓からくる痛みである【内臓痛】の場合は、どこが痛いですか?という質問の場合、微妙な反応を示す事が多くなります。
指で「ここです」と指し示すというより、「この辺りがなんとなく変かな」といった表現になりがちです。
これを局在性が不明瞭であるという言い方をします。

もちろんここに挙げたのは簡便な見分け方であるので、普段となんか違うなと感じた時には専門医の診断を受けるべきです。

 

血流との関係は?

例えば、手や足などをどこかにぶつけてしまった時、ぶつけた場所を想像してみて下さい。
赤く、場合によっては腫れ上がっている事かと思います。
この時に起こっていることは何かと言うと、ぶつけたという刺激によって、痛みを感じるセンサーが活動し、その結果痛みを引き起こすと共に血流を促進しています。

図式化すると、以下のような感じです。

【痛い!】→【センサーが反応】→【血流増加】

ざっくりとした例ですが、血流と痛みが関係している事がおわかり頂けたかと思います。

 

炎症は超重要

炎症と聞くと、嫌な印象をお持ちになると思います。
痛い、赤くなる、熱くなる、腫れる、動かしたくない、これらは全て炎症のために出てきてしまう症状です。

さて、この炎症は何故存在するのでしょう?

先に答えを出しておきます。

【炎症は、身体を治すために必要な反応です!】

どうゆうこと?と思う方もいるかと思いますので、ここから簡単に説明していきます。

前回の投稿では、血流の重要性と、血流を良くするためのコツについて取り上げてみました。
血流を促進する事で、コリなどの身体の不調を整えていくというのが、前回のおおまかな内容ですが、炎症もこれと似たような説明ができます。

というのも炎症は、【血流を促進する事で、傷ついてしまった組織を回復させる反応】だと言えるからです。

確かに不快な症状を引き起こす炎症という存在ですが、【治す】という事を考えた時には、これほど頼りになる存在はない事を知ってもらいたいと思います。

 

慢性的な痛みの時には?

私達マッサージ師にとって、馴染み深いのは長期間続く痛み、つまり慢性痛です。
ここで言う慢性痛は2〜4週間、あるいはそれ以上の期間続いてしまっている痛みの事を指すと思って下さい。
この時の対処法は、どのように血流を促進するか?という事です。
方法は前回の投稿を参考にして頂けたらと思いますが、前述した炎症と少しだけ絡めてみることにしましょう。

炎症を起こす方法としては、ぶつけたり、傷をつけたりという手段がありますが、これは現実的ではありません。
(というより、ただ単に痛いだけです。)

血流を促進する方法としての炎症の2つのキーワードをご紹介します。

【熱】【圧】です。

マッサージと、入浴の相性が良い事はここまで読んで頂いた方ならお分かり頂けると思います。
私自身も、この2つは自身の身体を保つ際に使う組み合わせです。


今回含め、3回で血流をキーワードにお送りしました。
少し専門的になってしまう所もあったかとは思いますが、いかがでしたでしょうか?
何かお役に立てられたのであれば、私としても嬉しい限りです!

第1話【連載】マッサージ師が感じた健康作りへの近道とは!?
第2話【連載】マッサージ師が教える血流を良くするための知識と運動方法〜背骨編〜
第3話【連載】マッサージ師が教える血流を良くする生活上のコツ4つ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

木村佑介

木村 佑介(きむら ゆうすけ) H1.8.16 学歴 都立井草高校 →立教大学法学部 →東京衛生学園専門学校 東洋医療総合学科(主席) 資格 あん摩マッサージ指圧師 はり師 きゅう師 スポーツ歴 中学〜陸上競技 高校時代:3年次、200m、400mにて関東大会出場 大学時代:4年次、関東インカレ(2部)4×400mリレー優勝 「現在の職業についた理由」 高校時代まで、怪我とはまったくの無縁で、記録も順調に伸び続けました。大学1年次も夏頃までは好調をキープ。追い風参考記録になったものの、初の100mで10秒台となる10”91をマーク。が、1年次後半に肉離れを起こして以来、ほぼ毎年怪我をしている状態になる。3年生になる頃に、先輩に紹介してもらった先生に出会い、復活し、4年次には最大の目標であった関東インカレ優勝を果たした。この先生に出会って、自分も治療家になりたいと思い、法曹志望の道を一転させて、治療家の道に。現在は、都内マッサージ院にて勤務の傍ら、師匠の元に通い、修業中。