「ダイエット」って言う言葉の響き……
皆さんはどう思いますか?
これって、
「可愛い女子が言うとおしゃれで美意識高い!」
ってなるけど 、本当にダイエットが必要な人が言うと、応援っていうよりむしろ、なんか面白いこと始まったwwみたいになりませんか..?
ダイエット宣言はなかなかむずかしい
もちろん、心から応援してくれる人も多いです。
でも、そういう人って大抵わざわざ激励しなくて遠くから見守ってる系ですよね?
声に出して、態度でわざわざダイエット進行中の人に色々絡んでくるのって、圧倒的に
「デブがダイエット始めたよ!オモシロ〜〜」
っていじりにくる人の方が多いですよね。
ちょっとネガティブ発言すぎでしょうか..?
でも、大勢の静かな見守りの視線よりも何人かの心無い言動ってすごく影響してしまうのです。
私の場合、ダイエットを周りに公言するのかしないのか、いつもそのたび迷ってきました。
どっちが良かったか
私の理想は、一人でさりげなく、いつの間にか痩せてるってなることでした。
なぜなら、、、私の仕事環境は女だらけの女社会だったからです。
男性の方、ここから先は、「女って怖え〜」ってなると思います。
女子は…基本、誰でもそうなんですけどどこか一点は自分が一番って思ってる生き物です。
顔が可愛いのは、から始まって、どちらが美人なのか、彼氏がいるのか、いるならどんな彼氏なのか、 仕事ができるのは私、そしてみんなよりちゃっかり得したい、一番得したい、って感じで常に比べてばっかりいます。
その中でスタイルの優劣って、、すごく重要な格付けなんです。
どのくらいどのくらい重要かというと普段のびのびと振る舞えるかどうかがそれにかかってるくらい大きな問題だったりします。
そんな、女同士でそんなことで人間関係がかわるのかと、ちょっと意外ですよね。でも事実なんですよ。
その女社会の中で、自分が一人だけ太いとしますよね?
周りは、相対的に自分より細いという状況で、みんな仲良く仕事してるとしますよね?
助け合ってるし、和気藹々といつものランチしてたとします。
そこでガールズトーク的に「私ダイエット始めなきゃ〜」って言ったとします。
周りの女子の反応は、
「私もやらなきゃ〜!こんな方法あるよ」
って、細い人同士は情報交換するところが、周りが細くて自分だけが体重オーバーの存在だった場合、
「きゃー!応援するよ!ビシビシ見張ってくからね!」
とどことなく上から目線で意地悪だったり、
「ええ?ダイエットの必要ないよ〜十分細いし可愛いよ〜」
と、ダイエットそのものを阻止しようとしたりします。
そしてそのランチの間中、その細い人たちがいかにスタイルに困ってるかを語るのを聞く羽目になります。
その言葉って聞き流したつもりでも自分の中にやな感じで溜まっていってダイエットのこと言わなければ良かった、可愛い子同士みたいにダイエット話が盛り上がらないのはなんでなんだろうって落ち込んだりしました。
そしてダイエットしようと思った自分の気持ちをなかったことにして次からまたたくさん食べてよく笑うキャラに戻ったりしていたと思います。
仲の良いみんなは自分の内面を見てくれてるはず、と無理やり信じて気持ちをごまかしてました。
これは、みんなが悪いわけじゃないです。
でも、周囲の本音は一つだけです。
つまり、
「あなたは私よりも痩せないでね」
ってことなんです。
言葉で言われたわけじゃないけど、表情が、態度が物語ってしまう。
それは、もう、今更ショックじゃないです。女子とはそういうものだから。
でも、私は今までこのやりとりの繰り返しで自分自身を大切にする力を失っていき、ちょっと太ってるくらいの方がみんなに仲良くしてもらえるなら、このままでいいのかも、と思うようになっていきました。
自分の魅力のなさ、自信のなさ、それを補えるのはイジられキャラというポジションでした。
これ、ほんと笑えるけど大の大人の会社での話です。
そして自分の心の弱さよ……
いつしか私はユニクロの男性サイズのXLのカーゴパンツをぎりぎりではく、みたいなお腹とお尻になり、 洋服は試着して確認してとにかく着ることができれば買う、という体型になっていきました。
そしてついに家族に本気で注意されました。
一人で始めた本気ダイエット
ダイエットは基本、一人でするものです。
ダイエットの最終目標は、自己管理の習得と持続だからです。
歯磨きやトイレと同じ、自分のことは自分でする、そういう事柄のうちの食事の習慣、睡眠の習慣、行動の習慣を付け直すこと。
そしてその先には行動の変化があって、時間の使い方、考え方までも変えてくことになります。
だから、周りの人からすればそんな変化を止めたくなるのかもしれません。
でも、その人たちに引っ張られて変わりたいのに変われない、そんなこと言ってられないくらい、私の健康状態は悪くなっていました。
会社でもプライベートでも失うものがなかった私は、お昼のランチメイトももういらないと思いました。
本気で糖質制限するなら一人だけご飯を断ったり、麺類を避けたりしなきゃいけない。
デザートもお菓子も付き合えない。
私の本気ダイエット、それは、女子のグループランチからの離脱を意味しました。
そんな中で始めた糖質制限でした。
一人で続けることの限界
糖質制限ダイエットはすぐに効果が現れました。
もともと私は炭水化物が大好きって訳ではなかったので、お米が食べられない、麺類が食べられないのはさほど苦にならなかったのです。
お菓子も我慢できました。
辛かったのは
- 脂質を思った以上に摂るのが大変だったこと
- フルーツが食べられないこと
でした。
でも二ヶ月で7キロ痩せることができて、そのあともゆっくりと痩せていき、10キロ以上になったあたりから周りが気付き始めて声をかけられるようになりました。
みんなからはもしかして流行りの糖質?って聞かれました。
私はそうだよって普通に答えましたがそのたびに、
「え〜ご飯食べないなんて信じられない」
「大丈夫?無理してない?」
みたいな心配の様子で聞かれるのも内心すごく嫌でした。
そして長い停滞期が始まりました。
痩せていくとき特有のだるい感じ、疲労と消耗感、頭が回らなくなる感じ、そういう時にどうしてもチョコが食べたくなったりして我慢できなくなりました。
あとは糖質制限のデメリット、選べる食材が限られてるためもう飽きてしまったり、 食べること自体がつまらなくなってしまったり……
一人ランチだと噂話に加わらなくなるため、社内の事情にも疎くなり、あと成果が目立った途端に痩せたことに関して遠回しに気を使われてる感じ……
すごく自分勝手ですけど、自分からすすんで一人ぼっちになったくせに今度はこれで本当にあってるのかな??
他にダイエットしてる人って どういう風にしてるんだろう? って思うようになりました。
仲間との出会い
そんなある日、前から仲の良かった後輩が、
「ねえねえ、ランチどこ行ってるの? 一緒に行きたい!」
と言って来ました。
私は、
「え、いいけど私は肉か魚がメインのお店が良いし、ご飯なしにするからドン引きかもよ?」
と言ったら後輩は
「私も痩せたい!私も真似する!」
と言ってついて来ました。
後輩は病院でもらった薬の副作用で体重が増えてしまい、薬が終わった今でも痩せられない、私のやり方真似したいと打ち明けてくれました。
それからは二人して定食のご飯なしを頼むようになりました。
そしたら後輩も見た目でわかるくらいスッキリ痩せて来たのです。 これは嬉しかったです。
そして、ダイエットしてる同士、筋トレしてる仲間にも出会えることができました。
仲間同士で一緒に頑張るとお互いに励ましあったりできてダイエットでの悩みを共有できたり、一人でするはずのダイエットがなんだかみんなでする部活みたいになって来ました。
ダイエット、一人でやるかみんなでやるか
その答えは色々だと思いますが、私の答えは基本一人でするものなんだけど一緒に頑張れる仲間がいると楽しくできるし、続けやすくなる! となります。
それは私の場合、ダイエットが、ただ見た目を競うためのものというより、健康などの問題を抱えての同じ悩みを持った同士だったからかなと思います。
それが情報の共有になったり、、何気無い挨拶だったとしても心が強くなれるような……
そしてそれぞれが素敵な変化をしていくことをお互いにエールを送り合える、そんなダイエット仲間は素晴らしいなと思います。
最後に
私の場合、痩せるって結構、消耗感があったり、ヘトヘトな気持ちになったりします。
あと、ゆっくり痩せてはいるけどやはり大きく痩せた部分は多少、皮膚がたるんたるんしたりしてそれはそれでちょっぴり悲しい気持ちになりました。
じゃあ、お肌に張りのあった前の方が良かったかというと答えはNOです。
そして、痩せる過程で色々辛い症状があったとしても、太ってる時は四六時中具合が悪かったし、10キロ近く痩せた時は急に体が軽く感じられて肩甲骨から羽が生えてるんじゃないかと思うくらい歩くのが楽になりました。
ちなみに筋肉量はあまり減っておらず、ほとんど脂肪が消えた痩せ方ができています。
体が軽くなったせいか仕事もはかどるようになりました。
そしてスタイルを褒められるようになりました。
顔は年相応になったけど目鼻立ちがスッキリしたせいか綺麗になったと言ってくださる方も出てきました。
この変化と喜びを、やっかんだりしないで嬉しい報告として分かち合える、そんな仲間がいたらダイエットもすごく前向きに頑張れると思いませんか……?
自分が変化すると、見えてくる風景が変わって来ます。
本当に仲間になれる人がそこでわかってくるかも……
違う視点でもう一度仲良くなれたり、賢い対応ができるようになると思います。
みんなから認められるようになったら体型や容姿の劣等感が消えて積極的になれる、そんな変化を実感しました。
あなたの変化を喜んでくれる人、きっといると思いますよ!
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