目次
ジムでのトレーニングには
- ウエイトトレーニング
- ドレッドミル
- ダンス
- エアロビクス
など様々ありますよね。
私が以前ジムへ通い詰めていた時、筋トレマシンやトレッドミルはもちろん、キックボクシングやステップ、ウエイトトレーニングのクラスなど色々と行っていました。
その当時受けていたステップクラスのインストラクターと会話中に、
「もしかしてそれ、ランニングシューズじゃない?」
と聞かれたことがあります。
確かに、ジョギングするために買ったランニングシューズ。
「それが何か?」
と思いましたが、ズンバとウエイトトレーニングのインストラクターもする彼女いわく、
「トレーニングに合ったシューズを履かないと故障につながるわよ。」
とのこと。
そこで初めて、フィットネス/トレーニングシューズの存在を知りました。
知らなかったのは私だけではないはず…ということで、この記事では私のように「えっ知らなかった!」という方のために
- ランニングシューズとフィットネス/トレーニングシューズの違い
- トレーニング別のジム用シューズの選び方
をご紹介します。
今後のシューズ選びの参考にしてみてくださいね。
知ってる?ランニングシューズとフィットネス/トレーニングシューズの違い
一見同じように見える「ランニングシューズ」と「フィットネス/トレーニングシューズ」。
実は構造と性能に大きな違いがあるのです。
それぞれの特徴と違いをご紹介します。
ランニングシューズ:ランニングに特化
走ることを目的として作られているランニングシューズ。
走る際の足の動きは、主にかかとからつま先へと「前へ向かう」ものです。
そのため、前(縦)へのスプリントの動きに強い作りになっています。
横方向への動きには強くないため、ターンや激しい横方向への動きのあるダンス、エアロビクスなどのスタジオプログラムには向いていません。
また走る際の重心移動がスムーズになるように、かかととつま先の差である「ドロップ」が大きくなるように作られています。
フィットネス/トレーニングシューズ:幅広いトレーニングに対応
フィットネスが盛んになっている現在は、フィットネスシューズと呼ばれることもあるトレーニングシューズ。
トレーニングシューズは、
- マシントレーニング
- トレッドミル
- スタジオプログラム
など幅広いトレーニングに対応できるように、優れたクッション性と縦横全方向の動きに強い構造になっています。
また、トレーニングシューズはどんな方向からも力がフロアに伝えやすいように、かかととつま先の差である「ドロップ」が小さく作られています。
トレーニングシューズの中でも「ウエイトトレーニング向け」や「スタジオプログラム向け」など、モデルによって異なります。
トレーニング別ジム用シューズの選び方
ジムで2足のシューズを持ち歩いている人を見かけることはありませんか?
以前は「なぜ?」と不思議に思っていましたが、本格的にトレーニングをする人ほどそのトレーニングに特化したシューズを選び、履きかえているということですね。
それでは、ジムで行うトレーニングである
- ダンスやエアロビなどのスタジオプログラム
- ウエイトトレーニング
- ジョギングやランニング
- 総合的なトレーニング
それぞれのトレーニング別に、ジム用シューズの選び方をご紹介します。
スタジオプログラム:安定性と衝撃吸収性を重視
ダンスやエアロビなどのスタジオプログラムでは、縦に加え横方向への激しい動きやひねりが多いもの。
そのため、
- 縦横全方向の動きに強く安定性がある
- 衝撃を吸収してくれるクッション性がある
などのトレーニングシューズが適しています。
ダンスやスタジオプログラム向けのシューズには、しっかりとホールドできるハイカットのモデルが多いようです。
マシントレーニングはそこそこで、スタジオプログラムに力を入れている、という人はスタジオプログラム向けのトレーニングシューズがおすすめです。
スタジオプログラムにおすすめのトレーニングシューズはこちら
ミズノ ウエーブダイバース
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ウエイトトレーニング:安定性を重視+クッション性の低いもの
ウエイトトレーニングのシューズでは安定性を重視し、さらに
- ソールが薄く硬い
- グリップ力がある
- クッション性が低い
などのトレーニングシューズが適しています。
ソールが薄いことで足の裏に床を感じられるので、しっかりと踏ん張ることができます。
また、高重量を扱うバーベルトレーニングなどではクッション性の低いシューズを選ぶようにしましょう。
クッション性の高いシューズでは高負荷でソールが変形したりグラついたりと安定性に欠けてしまいます。
アメリカでは良く見かける、コンバースなどのキャンバスシューズやレスリングシューズを履いてウエイトトレーニングする人たち。
ソールが薄く硬いキャンバスシューズに、グリップ力があり安定性抜群のレスリングシューズ。理由はここだったんですね。
ウエイトトレーニングにおすすめのトレーニングシューズはこちら
adidas Powerlift
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ジョギングやランニング:走力に合わせたランニングシューズ
ランニングの着地時に足にかかる衝撃は、一般的に体重の3~4倍と言われています。
その衝撃を和らげ走力に生かすには、やはりランニングシューズがおすすめです。
ランニングシューズには大きく分けて3タイプあり、
- セーフティ(クッション性)タイプ:衝撃吸収性に優れる(ビギナー向け)
- レーシングタイプ:衝撃吸収性は低いが軽量(エリートランナー向け)
- セーフティとレース兼用タイプ:衝撃吸収性と軽量を併せ持つ(慣れた人の練習向け)
があります。
自分の走力と目的で選びましょう。
ビギナーランナーにおすすめの【クッション性タイプ】ランニングシューズはこちら
アシックス ゲルカヤノ
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エリートランナー向けの【レーシングライプ】ランニングシューズはこちら
ミズノ ウエーブエンペラー
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慣れている人の練習用におすすめ【クッション&レース兼用タイプ】ランニングシューズはこちら
アシックス ライトレーサー
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総合的なトレーニング:安定性と全方向への動きに強いかを重視
「ジムに行くならランニングやウエイトトレーニング、スタジオプログラムなど全部したい!」
という人には、マルチタイプのトレーニングシューズがおすすめ。
- 安定性がある
- 縦横全方向の動きに強い
の2つを重視しましょう。
しかしマルチタイプといえど、ランニングシューズとは異なるトレーニングシューズ。
5km以上の距離を走る場合は、ランニングに特化したランニングシューズを使用する方が良いそうです。
ジム用トレーニングシューズでランニングマシンを用いた短距離ランのトレーニングをすることもできます。ただし、5キロ以上のランには、衝撃緩衝性に優れた ランニングシューズがおすすめです。
出典元:ASICS
総合的なトレーニングにおすすめのトレーニングシューズはこちら
リーボック スピードTR
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トレーニングにあったシューズで高パフォーマンスを目指そう!
一見似ている「ランニングシューズ」と「トレーニングシューズ」。
構造と性能に大きな違いがあることが分かりました。
「ランニングシューズでジムトレーニング」
「トレーニングシューズでランニング」
など、あまり気にせずシューズ選びをしていませんでしたか?
トレーニングにあったシューズ選びをすることで、パフォーマンスの向上だけでなくケガや故障の予防にもなります。
- スタジオプログラム:【安定性】と【衝撃吸収性】を重視したシューズ
- ウエイトトレーニング:【安定性】を重視+【クッション性の低い】シューズ
- ジョギングやランニング:走力にあわせた【ランニングシューズ】
- 総合的なトレーニング:【安定性】と【全方向への強さ】を重視したシューズ
今後のシューズ選びの参考にしてみてください。
自分の目的にあったジム用シューズを選び、より高いパフォーマンスを目指しましょう。
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