風邪をひいてしまった。。。
季節の変わり目などは体調を崩して風邪をひきやすかったりしますよね。体調には気をつけているつもりでも、職場などで他の人からもらってしまうこともあります。風邪をひいたときには栄養と睡眠をしっかりとって、無理せずゆっくり休養することが一番だと思います。私も先日風邪をもらってしまい、しんどい思いをしたので、早くに寝て自宅で大人しく休んでいました。
そうやって体を休めて症状も峠を過ぎてくると、段々とソワソワしてくるわけです。家で休養するつもりで予定もないし、折角だから筋トレでもしようかな。そんな思いが湧いてきたとき、パーソナルトレーナーの谷けいじトレーナーの言葉が思い出されました。
そういえば『筋トレをすると免疫が下がる』って前に言ってたような。。
誰でも体が大事なのは一緒だと思いますが、サラリーマンでなくなってからはそれをシビアに感じるので、安易に筋トレをする前に果たしてここで筋トレをすべきなのか、調べてみることにしました。
免疫とは?
免疫とは、ヒトや動物などが持つ、体内に入り込んだ「自分とは異なる異物」(非自己)を排除する、生体の恒常性維持機構の一つである。一般に、薬物や化学物質などの排除には、肝臓の酵素による代謝が働くのに対し、免疫はそれよりも高分子であるタンパク質(ヘビ毒やハチ毒など)や、体内に侵入した病原体を排除するための機構として働くことが多い。特に病原体による感染から身を守るための感染防御機構として重要であり、単に「免疫」と呼ぶ場合には、この感染防御免疫のことを指す場合も多い。(出典:Wikipedia)
何か難しい説明ですが、要するに免疫って何かとざっくりいえば、体に侵入した病原菌などの敵を退治して自分を守る働きと言っていいと思います。
アスリートは、風邪をひきやすい?
日常的に激しい運動をしているアスリートは普通の人の数倍も風邪などの感染症に罹り易いそうです。例えば、フルマラソンを完走した選手の半数以上に2週間以内に風邪の症状がでるとか、強化合宿中のラグビー選手を調べたら免疫グロブリンの分泌が減り(免疫力が下がり)風邪症状が出現する選手が多くなった、などの報告もあるそうです。(日経ウーマンオンライン2012年8月2日記事より)
理由としては、行動体力(筋力や持久力)を優先することで防衛体力(免疫力)が、犠牲になってしまうと考えられているようです。
しかしながら、適度な運動は免疫力を上げるという研究結果もあるようですし、筋肉量の多い人は少ない人よりも様々な病気に罹りにくいという報告もあるようです。
筋トレを休むとどうなるか
パーソナルトレーナーの谷けいじさんのお話しによると、筋トレを1週間休むと筋肉と神経のつながりが弱くなり筋力が落ちてきて、2週間休むと実際に筋肉の量が落ちてくるそうです。
筋トレをはじめると筋力は比較的すぐに上がります。これは筋肉と神経のつながりが良くなるからだそうです。しかしながら実際に筋肉がついてくるのはそれよりも更に時間がかかるなあっていうのを感じました。そのため、『2週間以上は休まない』というのがひとつのポイントになるようです。
ただし一度頑張って筋トレして筋肉を強くすると体はその強くなった状態を記憶していて(マッスルメモリー)、筋肉が落ちてしまったとしてもまたトレーニングを再開すればそこまではすぐに戻ることが出来るのだそうです。ボディメイクはいつも順調にいくばかりではないですが、そんな時にもこれはとても励まされる話しですよね。
結論
一般的には熱が下がって、2~3日してから筋トレを再開するというのが目安のようです。
健康を維持するためには運動は、重要なものだということは、多くの人が言っていることだし、自分自身も運動を始めて体調やパフォーマンスや心の状態にまでいい変化が生じることを経験しました。筋肉量を増やす為にも筋トレは必要だし、その為には『過負荷』という体にとっては負担となるような運動も必要です。
筋トレというと運動ばかりに目が行きがちですが、トレーニングには、運動だけでなく、運動・栄養・休養という3つの要素が必要です。
熱があるかないか、症状がどの程度なのか、どのくらいハードなトレーニングをしているのか、その人の状況によってどうすべきかは医師やトレーナーなどの専門家の意見を聞くほうがいいでしょうし、最終的な判断は自分が下すしかありません。
筋トレをすると一時的に免疫力が下がるということを考慮して、体調の悪い時には無理をせず、栄養を摂って休むのもトレーニングのうち、ということを心に留めて筋トレライフを続けていきましょう。
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