休養

【連載】万年ダイエットの『デブスパイラル』から脱却する睡眠習慣とは!?

こんにちは。
姿勢睡眠アドバイザーの依田恭平です。

運動、栄養、睡眠
この3つは健康なカラダを作る上で、とても大切だという認識はみなさんもあるかと思います。

栄養や運動はメディアを通して様々な方法を知る事ができるので、取り組まれている方は多いと思うのですが、では、睡眠に関して取組んでいる人はどのくらいいるのでしょう?

睡眠はまだまだ歴史の浅い分野であり、専門家自体少ないのが現状です。

ですので、いざ具体的に睡眠状況を改善しようと思っても、何をどう改善したら良いのか分からないというのが世間のリアルな声です。

そんな睡眠ですが実は、軽視して疎かにした場合、健康を害するだけでなく『太りやすい体質』になることをみなさんはご存知でしょうか?

『頑張っても思うように痩せられない』
『痩せてもリバウンドしてしまう』

睡眠の質が悪いと、このようにいつまでもダイエットに取り組む必要のある
いわゆる『デブスパイラル』の状態になってしまいます。

今日は、睡眠不足だとなぜ太りやすい体質になるのか?
そのメカニズムと改善策を書いていきたいと思います。

現在進行中でダイエットに取組んでいる方は必見です!!

 

痩せ体質を作るホルモン『レプチン』とは!?

人間は寝ている時に、身体や脳の疲労を解消したり、感情の整理をしているのですが、実は脂肪の燃焼もコントロールしているのです。

睡眠不足が続くと、体重をコントロールする『レプチン』と『グレリン』というホルモンのバランスが崩れます。

レプチンは別名『満腹ホルモン』と呼ばれており、主な働きは、『満腹感の与えること』と『エネルギーの代謝が上げること』です。

要するに、レプチンがしっかり働いてくれていると、ダイエット時特有の『空腹感』を感じづらくなり、食べてしまうという挫折を防止することができます。

また、エネルギーの代謝をあげる作用もあるので、『痩せやすい体質』になるということが言えるでしょう。

逆にグレリンは別名『食欲増進ホルモン』と呼ばれており、過剰に働くと空腹の状態を招きます。

ダイエット中に空腹になるのは、このグレリンが『お腹へったー!!』と言っているのです。

ポイントは、この2つのホルモンは互いにバランスを取りあっており、どちらか一方の分泌が減ると、どちらかが増えるというような関係にあります。

コロラド大学の研究結果によると、睡眠時間が5時間未満の人は、8時間睡眠の人と比べて、体内にレプチンが15.5%少なく、グレリンが14.9%多い状態になるというデータが発表されています。

また、睡眠不足はストレスが蓄積する要因にもなります。

みなさんも寝不足の時に、イライラしたり怒りやすかったりした経験が一度はあるのではないでしょうか。

ストレスが溜まると、それを解消しようと人間が取るアクションとして、『食べること』が挙げられます。

しかも脂っこい物や、高カロリーな物を選択する傾向があるので、これが直接ダイエットから挫折してしまう原因となるのです。

以上のことから、睡眠不足はホルモンバランスを崩し、過度なストレス状態にさらされることから痩せづらい体質であるいわゆる『デブスパイラル』な状況を作り出すのです。

 

ダイエットに必要な睡眠時間は何時間?

さきほど書いた理由を踏まえて、ダイエットを行う上で一番はじめに取り組むべきことは、睡眠の改善です。

運動や食事による体重のコントロールも大切なことですが、睡眠を改善することで『痩せ体質体質』をまずは作る事がなにより大切です。

しっかり睡眠が取れていない状態のカラダで運動をしても、脂肪の燃焼効果が低く、栄養の吸収率も悪いからです。

では、実際に何時間寝たら良いのかというと、個人差はありますが7時間は確保することが望ましいです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
睡眠がいかにダイエットに関係しているか分かっていただけたかと思います。

アメリカのコロンビア大学の研究によると、睡眠時間が4時間未満の人は7時間の人比べて、73%も肥満になりやすく、睡眠時間7時間から1時間睡眠時間が減る事に、約25%太る確率が上昇するというデータを発表しました。

『睡眠を改善しましょう!』と聞くと、どうしても『質』を追求してしまいがちですが、7時間の睡眠時間を確保しようと考えると、まずは自分の日々の生活習慣やタイムスケジューリングを見直す必要があるので、おのずと睡眠の質の改善につながります。

質を追求するのは、その後になるのでまずはみなさん、今日から7時間睡眠を取ることを意識してみましょう。

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ABOUT ME
依田恭平
依田恭平
地元所沢で整骨院を経営する傍ら、睡眠栄養アドバイザー協会®の本部認定講師として睡眠の専門家育成や、3ヶ月で睡眠を改善するプログラム『未来ケアサロン™』を運営。 全米売上NO1マットレスブランド『Sertaサータ』の記事を監修。他メディア掲載多数。今までに担当した患者は、述べ4万人を超える。