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「指圧でダメなら足で踏まれろ!」足圧師の橋本玄樹です!南青山で首こり専門の施療院を経営しております。
医食同源と言われる通り、カラダは口に入れるものからできています。これをあまりにも軽く見ている人が多く、結果的にコリやすい体質になったり、病気になりお金がかかる人が後を絶ちません。
少しでも多くの人が習慣を変えるきっかけになればと思い、今回も精いっぱい書かせていただきます^^
前回の記事>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔③鍛える〕
こんなカラダの変化ありませんか?
- 昔は肩コリ無かったのに最近は辛い
- ストレスが多く頭痛がする
- 階段を上ると息切れする
- 白髪が増えて目立った来た
- 風邪をひきやすくなった
- 物忘れが激しい
- 栄養ドリンクに頼ることが多い
- 風邪をひきやすくなった
- シミが多くなったり肌ツヤが無くなった
このようなカラダの変化で、2つ以上当てはまる方は要注意!あなたのカラダは酸化が始まっている可能性があります。
筋肉の酸化=老化
20歳を過ぎたあたりから、人間はみんな老化が進行していきます。女性の皆さんは特に気にするワードですよね。その老化を加速させる原因が生活習慣なのです。何が原因なのかご説明しましょう!
原因①添加物と化学物質
ぼくは母子家庭でしたが、母が頑張って食育をしてくれていました。食事から体ができているということを深く理解し、子供に食べさせるものを厳選していたんでしょうね。
その中でも、冷凍食品やコンビニに売っている弁当やお惣菜・カットサラダなど、工場で作られている食事は最悪中の最悪。賞味期限を長くするために、大量の添加物が使われていて、それを体内に入れています。
不必要な添加物とかは体から出るんじゃないの?と思ってるあなた!甘いです。体内に蓄積されていくのです。それは薬も同じで、しょっちゅう薬や栄養ドリンクを飲んでいる方も要注意!最近は亡くなった人の体が夏でも腐りにくいので、ドライアイスがなくてもいいといわれているくらいですから。
原因②炭水化物と脂質
間違っても炭水化物や脂質を抜こう!なんて安易な発想はやめてください!当院にもメディアの間違った情報のせいで、偏った考え方になっている人がたくさん来院されます。
しかし、骨格が丈夫で太っている方に、特に気にしてほしい項目。太っている方は必ず炭水化物と脂っぽい食事が多く、ほとんど野菜を食べていないからです。カロリーの摂取方法がこの2つに偏っていると、間違いなく酸化していきますよ!
当院に来られる方も、適正体重よりもかなり太っているな、と感じる方は筋肉が酸化して固くなっているケースが多いのです。まずは、今食べている食事を客観的に把握するためにも、小さいノートやスマホのメモに、口に入れたものすべて書いて見える化していきましょう。
原因③ストレス
人間には適度のストレスが必要ですが、都会にいくにつれてストレスからくる筋肉の酸化が多くなっていきます。体内の活性酸素が増えやすくなり、カラダ全体酸化しやすくなります。
趣味を楽しむ時間や、心許せるパートナーなど、オンオフをしっかりと分けられるメリハリのある生活が大切です。リフレッシュって本当に大切ですからね~
原因④運動不足&運動しすぎ
ぼくの感覚ですが、週1回の適度なトレーニングまたは運動を1年以上継続している人は、100人中1人いればいい方だと感じています。そして都心部よりも地方のデスクワーカーの方が危ないと感じます。
都内は特に電車移動が多く、一日に歩く歩数が多いです。なので地方に比べると運動量で言えば多いと思います。しかし、上半身は歩くだけでは運動できません。意識的に上半身を使うトレーニングや運動が必要になってきます。
お医者さんも適度な運動が必要というように、動きすぎたり激しい運動が多い方は逆に活性酸素が多くなり、筋肉の質が悪くなる可能性が高いのです。なので、週2回の運動が一番ベストだと思いますよ。
酸化の原因!活性酸素に勝つ抗酸化力を上げる食事
活性酸素って何?
人は呼吸から1日に500ℓ以上の酸素を取り入れています。その過程のうち2%の酸素が活性酸素という物質に変わり、強い酸化力=老化の進行をしていくのです。
活性酸素は悪者ではなく、体内に入ったウイルスや細菌を退治してくれる重要な役割があるのですが、必要以上に増えてしまうと健康な細胞も攻撃してしまい、老化を引き起こします。
老化の源である活性酸素は、先ほどの4つの項目でもお話ししましたが、現呼吸だけが原因になっているのではないのです。なので、複合的に気を付けていくのが大切なんですね。
20歳から抗酸化酵素の減少
僕たちには、活性酸素から身を守ってくれる「抗酸化力」というシステムが備わっています。その中の抗酸化酵素は、活性酸素から酸素を奪い取ってやっつけてくれる頼りになるヤツ。
この抗酸化酵素の働きを助けてくれるのが、食事から取り入れている「抗酸化成分」なのです。活性酸素が発生しても抗酸化力のおかげで、カラダはコリの少ない健康な体を維持することができるんですね。
しかし、体内で作られる抗酸化酵素の量は加齢とともに減少。(◆活性酸素とSOD酵素◆こちらを参照)その酵素の代表がSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)で、毒性のあるスーパーオキサイドという活性酸素を無害化するんです。体内でSODを作る力は40歳前後から低下することが分かっています。
なので、食事やサプリメントから抗酸化酵素を補っていき、抗酸化力を高めておく必要があるんですね。
抗酸化力を高める成分と食材
これだけ食べとけばいい!なんて食材はありませんので、あくまでも積極的に取り入れることが大切だということを頭に入れておいてくださいね。
- ポリフェノール(ワイン・カカオ成分70%以上のチョコレート)
- リコピン(トマト)
- カロチン(人参・カボチャなど)
- アリシン(ニンニク・ショウガ)
- イソフラボン(大豆製品)
- 不飽和脂肪酸(アボカド)
- ビタミンE (アーモンド)
以上の食材が代表的な抗酸化力のある食材となります。毎日どれか一つ取り入れることをオススメします。ぼくは、素焼きアーモンドを小腹がすいた時によく食べます。トマトとアボカドのサラダもおいしくて大好きですね。
まとめ
まず太りやすい人や太っていて動脈硬化の危険性がある方は、炭水化物と脂質を減らし、野菜中心の食生活へ改善をしましょう!運動も週2回取り入れて早期に対策を進める必要がある人です。
人は3カ月ですべての細胞が入れ替わるので、焦らずに長期スパンで体質改善に取り組むことが大切になります。毎回書くことですが、いかに習慣にするかが必要。コリの少ない体づくりを今日から作っていきましょう^^
次回は最終回!ダイレクトに効果のある【ほぐす】について、動画もまじえてお届けしたいと思います。長文読んでいただきありがとうございました。
第1話>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔①伸ばす〕
第2話>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔②温める〕
第3話>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔③鍛える〕
第5話>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔⑤ほぐす〕