昔の自分を変えるための目標設定
私は子供の頃から体が細く、いわゆる虚弱体質でした。
顔色が良くないとか、大人しいとかはよく言われましたが、意外と丈夫で大病することもなく過ごしてきました。しかしながら痩せっぽちな自分の身体に対してコンプレックスをずっと抱えていて、人前で裸になることが恥ずかしくて出来るだけ避けてきました。
そんなわけで筋トレに励んだことはこれまで何度となくありましたが、目に見えるような成果を出せたことはなく、自分は筋肉のつきにくい体質なんだと諦めていました。
40代も残りわずかという年齢にして谷けいじさんと出会い、谷けいじさんの『体を変えて人生を変える』という誠実で本気のメッセージが心に響き、谷けいじさんの指導を受ける決意をしました。
私の中ではあくまでも『人生を変える』というところにフォーカスしていたのですが、谷けいじさんのトレーニングに取り組む中で、ずっと諦めて心の奥に仕舞い込んでいた『かっこいい身体になりたい』という憧れの気持ちを思い出して、谷けいじさんを信じてもう一度その願望実現のために頑張ってみようという気持ちが出てきました。
3か月という短い期間で果たしてどれだけの成果が出るのかと不安もありましたが、はじめのマインドセットの段階で自分自身が自分に「かっこいい身体になる」ということを許せていなかったということに気づくことが出来ました。
具体的な目標設定をすることで、かっこいい身体になる、という自分の中に秘めていた願望に許可を出してそれを目指して動き出すという心のスイッチが一つ切り替わったように思います。
トレーニングをした結果の体と心の変化
基本的には真面目な性格なところもあり、谷けいじさんのトレーニングメニューは殆どそのまま取り組みました。
ベーストレーニング(主に可動域を拡げるストレッチ)は毎日朝と夜、筋トレ(自重トレーニング)も週に3回取り組みました。
成果は日々の生活の中で実感として感じられました。
腰痛の改善、可動域の拡がり、仕事のパフォーマンスアップ、通勤時の歩くスピードが速くなったこと、その他精神面でも元気になってきて、もともと口数の少ない性格なのに人に話しかけることが苦にならなくなって雑談して笑うことが多くなったりもしました。
通勤時に通る道に100段くらいのの急な階段があって、その階段を上るのが日に日に速くラクになってゆくのがひとつのバロメーターになりました。
筋トレも、やる度に前回の時よりも少しラクに出来るようになっているのが感じられました。
本当に体って進化してゆくんだというのが実感として感じられて、体ってすごい、って思いました。
正しい方法での筋トレは裏切らない
トレーニングを続ける中で、ひと月ごとに自分の身体の写真を撮りました。
体の内側の変化は感じられていたし、お風呂に入る時とかに鏡に映る自分の体つきを見て『おっ、ちょっと筋肉がついたんじゃないかな』みたいに小さな変化を感じることもありました。
でも実際に撮った写真を見ると自分の体の外観はちっとも変化が見られず、相変わらずの痩せっぽちな自分のままでした。
そんなわけで最初の1、2か月は、写真で見る自分の体に変化が感じられずかなりがっかりしました。
果たして本当にカッコいい身体になんてなれるのだろうか。
やっぱり無理なんじゃないか。
そんな思いが湧いてきました。
そんな時に、谷けいじさんのメッセージ動画がとても励みになりました。
筋トレを始めてすぐに筋力がついたりするのは神経と筋肉のつながりが強化されるからで、実際に筋肉がついて段々と変化が見えてくるのには個人差もあるけれど大体1か月半くらいはかかるということ。
さらに自分で気づくだけでなく人からも『変わったね』と言われるようになるのはトレーニング3か月目を過ぎた頃からということです。
そんな風に見た目の変化が出てくるまでには1~2か月のタイムラグがあるということ。
ダイエットでも同じように、食事や運動を改善しても、これまでと同じ状態がキープされる。そして努力を継続してある段階までくるとはじめて体からの『許可証』が出る。
そうするとそこから体重がするする落ちてゆく。
体にはそんな性質があるのだそうです。
これは実際に経験しないと分からないことで、いくらやっても変わらない、と不安になったり気持ちが焦ったり、疑心暗鬼になって努力を放棄してしまったりして、そこでやめてしまうと非常にもったいないんですね。
私の場合、3か月後の写真を撮った時に最初の写真と比べてみて、その変化に初めて気づくことが出来ました。
本当に変われるんだ、それが分かった時にすごく嬉しかったです。
そこを乗り越えて変化が出てくると、面白くなってくる。
自信がついてくる。
『筋トレは裏切らない』
そのことが実感として分かってくる。そうするとトレーニング自体も面白くなってきますね。
とは言っても『最近あんまり変化がないなあ』とか、『きついし、面倒だし。。』なんていう風に、心はやっぱり揺れます。
そこを何度も乗り越えてゆくことで、正しく努力すればちゃんと応えてくれる、という信念が少しずつ強化されてくるのだと、ここまで継続してきて感じているところです。
谷けいじさんのようなよき指導者や、仲間の存在の必要性と大切さはこういうところにあると思います。