からだカレッジをご覧の皆様、はじめまして!木村佑介と申します。今回、初投稿となります。
私は現在、マッサージ師として都内のマッサージ院にて勤務しています。
今回の投稿では、私自身の自己紹介と、
マッサージ師という職業から感じる事を書かせて頂きます。
【なぜ、今の道を志したのか?】
マッサージ師って?
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まず、質問です。マッサージに国家資格が必要な事をどれだけの方がご存知でしょうか?
知らなかったという方も多いのではないでしょうか?
正式には「あん摩マッサージ指圧師」という資格で、専門学校で3年間勉強し、
かつ国家試験に合格する事で、初めて名乗る事が出来る資格です。
ちなみにこの資格には3つの技術名が付けられています。以下に簡単に載せておきます。
【あん摩】中国発祥。主に服の上から行う施術
【マッサージ】ヨーロッパ発祥。オイルやパウダーなどの滑剤を使って肌の上から直接行う施術
【指圧】日本発祥。古法按摩、整体法、活法などを合わせて発展した。衣服の上から行う施術。
実はこんな分類がされているのです。
マッサージ師とは言っていますが、今行っているのは形式上だと、
ほとんどが「あん摩」の分類になると思います。
(便宜上、私自身もマッサージってよく言ってしまいますが…)
保険の扱いも、一部では認められていますが、
申請の際に医師の同意が必要などの要件があるので、
多くの場合は実費にて施術を行っています。
最近では、割と長い時間の需要も多くなっている印象で、
一番多いのが60分、次いで90分といったところだと思います。
以前、180分というオーダーを頂いたこともあります。
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目指したきっかけ
中学から大学までの10年間、陸上競技に打ち込んでいました。
大学の学部は法学部で、当時の夢は弁護士になることでした。(今でもたまに突っ込まれます。)
今の進路に決めたのは、大学3年の夏頃、紹介された治療院で出会った先生、
そして治療法でした。
大学時代の私はとにかく怪我が多く、4年間の在籍の中で、
そのほとんどの時間はどこかを痛めていたんじゃないかと思う程、怪我と闘っていました。
特に大学3年の春先までは、騙し騙し競技をやっていたかなと思います。
今でも、恩師と仰ぐ治療家の先生に憧れを感じ、自分も同じ職業に就きたいと感じ、
大学卒業後に専門学校へ入学。
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の免許を取って今に至っています。
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マッサージって簡単?そんなワケがない!
この記事をご覧の方、
一度「マッサージ 資格」あるいは「セラピスト 資格」
といったワードで検索してみて下さい。
ヒットしたページの中には「数ヶ月で資格!」や「プロのテクニックが身につく!」といったものが見つかるはずです。今、業界内でも問題になっているのが無資格者の問題です。
お店によっては、数週間研修しただけで、現場デビューという所もあります。
人の身体を触る以上、学ぶべき知識や技術は非常に膨大です。
国家資格を取得した時にも「ここがスタートラインだ」と言われた事を覚えています。
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実際に骨折などの被害も毎年出ているのが現状です。
自分の身体を預ける以上、信用できるなという人の施術を受けて欲しいなと思います。
私自身も、そう思ってもらえるように毎日が修行という意識で仕事に取り組んでいます。
健康作りに近道はない!?
最後に少し心の持ち方をお話させて下さい。
「健康のために◯◯しよう」や、「ダイエットのために◯◯しよう」といった気持ち、
これ自体がとても素敵な事だと思います。
そして私自身、そうやって取り組んでおられる方を本当に尊敬します。
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ただ、途中で断念してしまう事もしばしばだと思います。
その一つの理由が「結果が出ない」事だと思います。
結果が出るまでは本当に苦しいと思います。
実際に、手を使った技術を身に付けていく職業に就いている私にとって、
これは常に感じている事です。
例えば一つの筋肉に対する施術を習得するのも大変な時間がかかります。
それを数百の筋肉に…となるとただただ苦しいなとも感じてしまいます。
しかし、習得という結果のためにはコツコツと地道にやるしかありません。
この記事をお読み頂いている方は、
自身の健康についてしっかりと意識を向けている方だと思います。
例に挙げた健康やダイエットなどは、
すぐに目に見える結果が出るものではありません。
継続こそが最大のコツです。
第2話>>【連載】マッサージ師が教える血流を良くするための知識と運動方法〜背骨編〜
第3話>>【連載】マッサージ師が教える血流を良くする生活上のコツ4つ
第4話>>【連載】治療の専門家マッサージ師が教える血流と痛み・炎症との関係がわかる基礎知識