【連載】なぜ幼児体育が必要なの?

1.  幼児体育がなぜ必要なのか

〜幼児期に豊かな心と健全な身体の育成を社会に〜

未来を担う子供達のために、心を尽くして活動する幼児体育指導者のお話。

 

生活の中運動が減っている危機

1、環境の変化

社会が便利になるがゆえに、子ども達の生活の中での運動が少なくなっているように感じます。

私が子どもの頃は近所の子と田んぼで走り回って遊べていました。
今の子どもたちはどうでしょうか。
犯罪や事故が増え親が自由に遊ばせられる環境が少なくなりました。

また、公園を見てみると「ボール遊び禁止」とよく書かれています。
鉄棒がある公園も少なくなりました。
危ない遊具は撤去されています。
もちろん安全は第1です。


(主人と子どもと鉄棒のある公園で楽しんでいる一枚です。)

また、テレビやゲーム、スマートフォンの普及により、実体験で遊ぶ経験も減っています。
頭では分かっている、イメージする力はあるけど、
いざやってみると自分の体を使いこなせないという事がよくあります。
経済が発展し便利になっていく一方、今のような遊びの環境では、
子ども達は人と人との関わりも減り、自ら考え体を動かす経験も減っているように思います。

 

次に水道の蛇口を考えてみましょう。


私の子どもの頃は手首を捻る蛇口でした。今はほとんど見なくなりましたね。

自動の水道は衛生的にも経済的にも良いかもしれません。

けど、本来子どもは、

「蛇口をこれくらい捻ったら、これくらいの量の水がでる」
「出し過ぎたらもったいない」

など経験しながら自分の感覚で覚えていくのです。

先日、小学生の子供が「ペットボトルあけてー」と言ってきました。

手首を捻る経験がないから、ペットボトルを開ける動作が難しいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

今は、ペットボトルでお水を飲む時代、
ペットボトルを捻ることも動作として難しくなってきました。
水道のない時代、この井戸から生活に必要な分のお水を汲んでいました。
生活の中で日常的に行っていた動作が減ってきましたね。

トイレも和式が減りました。

農作業をする経験が減りました。
助産師さんが、お産の時に踏ん張る力が弱くなっている。とお話を聞いた事があります。

2、自ら考え動く力

環境の変化や、少子化から質の高い教育が広まる一方、
親ごさんが全てやってしまいかがちになり、
子ども達が自分で考えて行動する経験が少なくなっているように感じます。

小学生になり学級会をしても、自分の意見を言えない。
人の意見を聞き入れられない。という相談を受ける事があります。

遊びの中でごく自然に行われていた鬼ごっこなどで作戦会議をする機会がなくなっています。
「実際に経験する中で相手の気持ちを考えたり、自分の思いを伝える事」は本当に大切です。
本来子供達は経験の中でお互い揉まれあい、事の善悪を知っていきます。
相手の気持ちを知り思いやる事を知ります。

けど大人は結果が優先し、ちょっとした小競り合いをも削除しがちです。

幼児期に実体験を肌で感じる事は本当に大切です。
子どもは経験の中で成長していくのです。

なぜ幼児体育が必要なの?

このように、社会が大きく変わっていく中、幼児期に心身を育てる事は本当に大切だと思います。
私は幼児体育は心身を育てる有効な手段だと思っています。

体育は実体験だからです。体が動くと心が動きます。
体育を通して、体と心がどんどん育っていきます。

体育と言われると、スパルタをイメージされるかもしれません。

私は子ども達と関わる上で

「発達段階に応じた環境設定と声掛け」
「いつも子どもが主体」
「自ら考え動く。」

この3点をポイントに押さえて指導させていただいています。

子ども達主体で活動するので、とっても楽しいです。

見学に来られた方が眼から鱗とよく言われます。笑。

私はこの仕事を天職だと思っています。
未来を担う子ども達のお手伝いができるのですから。
本当に幸せな事です。

人間の脳は6歳までに8割が出来上がるといわれています。

その大切な幼児期だからこそ私は幼児体育を通して、
子ども達、そしてその子ども達に関わるパパ、ママ、先生に子どもとふれあうこと、
体を動かす楽しさを伝えていきたいと思っています。

 

今回の企画では、私の子育て、保育士、幼稚園教諭、幼児体育指導者経験から、
子ども達と楽しく体を使って遊べるポイントや方法を分かりやすくお伝えしていこうと思います。

愛する事はまず「知ること」から始まります。

子ども達のために一緒に学んでみませんか?

子どもの健全な体と心の成長のために、私達大人が楽しみましょう♡

次回、幼児体育で子どもに関わる大切なポイントをお届けいたします。

第1話【連載】なぜ幼児体育が必要なの?
第3話【連載】赤ちゃんの運動―発達を促す関わり方―

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ABOUTこの記事をかいた人

佐々木〔旧姓村川〕 明世

【幼児体育指導者村川明世のプロフィール】 昭和60年5年13日愛知県産まれ。 3歳から父の故郷香川へ。 小学四年生の頃に空手道を始める。同時期に陸上競技にも取り組むようになり、地域の大会では優勝。高校では空手道を極める為、強豪高松中央高校に進学。インターハイ、国体に出場。 マラソンでは、65キロを走りきるど根性娘に成長。 大学は、幼い頃からの夢、 幼稚園教諭、保育士になるため、東大阪大学こども学部こども学科に進学。 昼間は資格所得のため勉強に励み夜は空手道の練習。 四年間の努力が実りインカレでは団体8位、個人でも全日本選手権、国体出場を果たす。 学業の方では、幼稚園教諭一種、小学校教諭一種、保育士、社会福祉主事任用、児童指導員の資格を取得する。 大学卒業後、目標の保育士として、保育園〔モンテッソーリ教育実施園〕に就職。 そこでこども達が自主的に考えながら動き、成長していく幼児体育指導に出会い衝撃を受ける。 研修会に参加しながら現場でこども達と関わるうちにより追求して幼児体育指導について学びたくなり、5年勤務したのちに退職し、幼児体育指導者になる事を決意。地元香川に帰る。 幼児体育指導の一任者でもある北冨晴美先生の元、幼稚園で働きながら幼児体育指導者養成コースでより深く幼児体育について学ばせて頂く。 翌年、幼児体育指導者として起業し、幼稚園や保育園での体育指導を始める。 自身の体操クラブを設立し赤ちゃんから小学生の多くの子ども達に指導を始める。 幼児体育と空手道のコラボも実現し、幼児への空手道の指導者としても活躍する。 保育士、幼稚園教諭の経験を活かしながら、幼稚園の先生、保育士さんお母さん方にに保育や子育ての中でどのように運動を取り入れていくかを、講演会や研修会で伝えている。 幼なじみの谷けいじくんの紹介で器械体操で国体にも出場していた佐々木秀樹と出会い、結婚。翌年出産し、一児のママをしながら仕事復帰。 全ては、未来を担う子ども達のため。 健全な体に豊かな心が宿る。 強い体と美しい心を子ども達にそして関わる大人達に伝えていく事が使命だと思っております。 〔只今第二子妊娠中の為 今後の、研修、講演予約は体調を見ながら検討中である。〕 よろしくお願いいたします。