【連載】オトナ世代を3ヶ月でゲンキな体にシフトチェンジする方法 VOL.3

こんにちは。シニアフィットネスの専門家・長生きストレッチの吉田真理子です。

シニア世代ではなく、もっと前の「オトナ世代」のうちに
ゲンキな体にシフトチェンジする方法を色々ご提案させていただきます。

ゲンキな体にシフトするためには、運動は欠かせません。
しかし、今回はどうしても知っておいてほしい怖いお話です。

前回の記事>>【連載】オトナ世代を3ヶ月でゲンキな体にシフトチェンジする方法 VOL.2

 

【運動中に突然死!】

オトナ世代にとって、運動は楽しみであったり、体重コントロールや生活習慣病予防に様々な効果が期待できます。

しかし、運動するということは、何もしない状態から筋肉をより多く動かすということであり、筋肉は多くの酸素を必要とするために心臓はいつもの何倍も働かなければなりません。
関節や骨も、普段の何倍もの衝撃や重みに耐えなければなりません。

つまり運動には、なんらかの障害を起こしたり事故を誘発する危険性は含まれているのです。

死亡する直前まで自覚症状が全くなく、発症してから24時間以内に無くなることを『突然死』と言います。

東京都監察医務院は、1948~1999年にかけて東京都内で運動中に突然死した事例を調査し、2002年2月「スポーツ中の突然死」という報告書をまとめました。
それによると、52年間で534人が亡くなり、男性が84%を占めています。
年齢別では10代が116人と最多で、2番目が50代の83人でした。

競技別ではランニング中(118人)、水泳(68人)、野球(42人)、ゴルフ(40人)。
55歳以上に限ると、上位3位は、ゴルフ、ダンス、ゲートボールの順番。

つまり突然死は
40-50代の働き盛りのオトナ世代に一番多く見られ、女性より男性の方が
2倍も突然死の確率が高く、その多くがゴルフ場で発生しているのです。

オトナ世代の運動中の突然死の原因には、急性心筋梗塞、狭心症、不整脈、心筋疾患、弁膜症、心不全など心臓病によるものが六割以上と多く、もっとも多いのは、冠動脈の狭窄・閉塞による心筋虚血が原因となって心室細動という不整脈をおこすこと
心室細動になると、心臓は血液を全身に送り出すことができず、やがて心停止に至ります。

しかし、スポーツ中に突然死した人の死因を調べたところ、病歴がなかったり、「自分は健康と確信」していた事例が半数にのぼったとのこと。
また、川村孝・京大保健管理センター所長らのグループが、日本医学総会で3日に発表した内容によると、1年のうちで4月に発生する危険性が最も高いことが、勤労者20万人を対象にした実態調査で分かりました。
曜日別では日曜、土曜の順で週末に多く、仕事中の急死は2割以下
冬場に突然死が増えて季節要因に左右される高齢者と比べ、働き盛りのオトナ代では社会的な生活環境の影響も大きいようです。

右:動脈硬化している血管内部

 

【運動と突然死と危険因子】

突然死の原因である「虚血性心疾患」。

虚血性心疾患の三大危険因子は高血圧、糖尿病、高脂血症(総コレステロールや中性脂肪の高値)であり、これに喫煙、肥満、食事、運動不足、情動ストレスなどが加わるとされています。
これらを危険因子といい、それぞれは軽度であっても心筋梗塞を発症する割合が高くなることが知られています。
(アメリカスポーツ医学会ガイドラインより)

健康な人でも定期的な健診を行い、こうした危険因子をチェックすることが大切です。

すでに危険因子をもっている人は医師の指示を受けて、症状が進まないようにコントロールしましょう。

 

もちろん、いきなり強い運動を行うなどはもってのほか!
夜遅くまでお酒を飲んでいて、睡眠不足で脱水の身体のまま、早朝に車でゴルフ場へ。
一緒に回るのは取引先や上司。
準備運動もなくいきなりラウンドを回る…。
気を使って、スコアも程々にしておかないと…。
やっと回り終わったら、水分補給もそこそこにお風呂に入ってビールをガブガブ…。
たばこで一息。

オトナ世代にはありがちな光景ですが、リスクしかありませんね!

突然死は、本人も予期せぬことですが、家族にも大きなダメージを与えます。
親より先に無くなる親不幸でもありますし、悲しみを通り越してショックで、体調を崩したり、子どもがまだ小さかったり、一番お金のかかる年頃だったりと、残された家族が翌日から途方に暮れる、路頭に迷う悲劇にもなりえるのです。
これは何としても避けたいものです。

 

【オトナ世代 運動で突然死しない為の3カ条】

1つ、運動には、なんらかの障害を起こしたり事故を誘発する危険性は含まれている事実を認めるべし

1つ、突然死は40-50代の働き盛りのオトナ世代に一番多く見られ、
男性が女性の2倍の確率、その多くがゴルフ場で発生している事実を認めるべし

1つ、健康な人でも定期的な健診を行い、危険因子をチェックすることが大切と心得るべし

 

はい。

次号も、楽しみにお待ちくださいね。

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「オトナ世代」簡単エクササイズ:スワイソウ①

ゴルフ前の準備体操としてどうぞ。

・脚を肩幅に開いて膝は軽く緩めて立つ。

・両手を脱力し、肘は曲げずに肩から下に振りおろすように繰り返し前後に振る。

・吸って上げて,吐いて下ろすように、呼吸と動作を同調させる。

・重心は手を前に振った時はかかとに、下ろしたときはつま先にかかるようにする。

*呼吸や形をあまり気にせず、無心で行いましょう。

50回。

オトナ世代にもオススメな簡単ストレッチが満載の1冊。

ずぼらさん、ぐうたらさんでもできる朝1分夜1分軽楽すとれっち

(著)吉田真理子 ベースボールマガジン社

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第1話【連載】オトナ世代を3ヶ月でゲンキな体にシフトチェンジする方法 VOL.1
第2話【連載】オトナ世代を3ヶ月でゲンキな体にシフトチェンジする方法 VOL.2

 

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吉田 真理子

■シニアフィットネスの専門家 ■「長生きストレッチ」考案者 ■女性の運動不足、カラダの痛みを解消するフィットネスディレクター ☆日本で最初の「2代目」エアロビクスインストラクター ●秦フィットネス研究所 所長 ●NPO法人フィットネスビューティ100 代表理事 ●健康運動指導士 ●日本フィットネス協会エアロビックダンスディレクター・エグザミナー・GFI ●日本ホリスティックコンディショニング協会 ホリスティックコンディショナー ●日本フットトレーナー協会 スポーツシューフィッターアドバンス 【経歴】 東京生まれ、銀行員の父の転勤で、川崎→大阪→千葉→横浜で育つ。 スポーツ好きの両親の元、ひたすら体育系を目指す道を歩む。 幼少期からの水泳→サッカーを経て、器械体操漬けの学生生活を送る。 アクション女優を夢見て日々頑張っていたが、高2で大怪我、選手生活引退を余儀なくされ、「レジャーレクリエーションスポーツ指導者」へと進路変更。 大学在学中は、冬はスキー一筋で年間100日を超える山籠り生活。夏はプールガード、キャンプ指導などに精を出し、春と秋に行う「ツナギ活動」としてエアロビクスに出会う。 卒業後、内定が決まっていた大手企業を辞退、日本で最初にエアロビクスとパーソナルトレーニングを行っていた会社にエアロビクスインストラクターとして入社。 メディカルフィットネス(整形外科でのフィットネス指導)チーフ、企業フィットネス(研修など)責任者、中高年フィットネス指導、インストラクター養成コース担当等を経て、バブルがはじけスタジオ閉鎖と同時にフリーーとして独立。東日本大震災直後に、NPO法人を設立。 フィットネスでより多くの人を元気に輝かせる活動をスタート。 スタジオやジムでの活動だけにとどまらず、より広くフィットネスを必要としている人の役に立てるようインストラクター、トレーナーの仕事創生に心血を注ぐ。 レッスンのみならず、企業研修、講演、フィットネスイベントプロデュース、執筆など幅広く活動中。 【理念】運動で、健康を手に入れ、自由でキラキラワクワク元気な人生を送れる人を増やすことで社会貢献する。踊りながら、自分でお棺に入り、「じゃあね☆」といって自分で蓋を閉めるのが夢。 【ビジョン】・平日は大好きなレッスンと執筆。土日は執筆した書籍、DVDをもって全国を講演行脚する。 ・10年以内に健康運動増進施設のプロデュースする。 【座右の銘】・動けば変わる