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一生懸命筋トレして、汗をかいたあと、どうしても飲みたくなるアルコール。
運動後のアルコールほど美味しいものはありません。
「アルコールって、筋トレの効果を半減させそう・・・」
「せっかく筋トレをしたんだから、効果は出したいし・・・」
でも、アルコールは我慢できない!
そんなあなたに、これだけは避けてほしいアルコール7選のご紹介です。
筋トレ前後のアルコールがダメな理由
そもそも、なぜ筋トレとアルコールの相性が悪いのでしょうか。
筋トレ後のアルコールがダメな理由としてよく言われるのが「ホルモンのバランスを崩すため」というもの。
しかし、それ以外にも体内では様々な悪影響が。
順番に理由を探ってみましょう。
【筋トレ前後のアルコールがダメな理由1】事故を招く危険
筋トレ前にアルコールを摂取すると、
- 利尿作用で脱水症状になりやすい
- 判断力が鈍り怪我に繋がりやすい
- 運動による血行促進と相まって悪酔いしやすい
といった問題が引き起こされ、筋トレ中の事故に繋がりかねません。
【筋トレ前後のアルコールがダメな理由2】コルチゾールの増加
アルコールを摂取すると、コルチゾールというホルモンが分泌されます。
コルチゾールは人体に必須のホルモンです。
しかし、筋肉のタンパク質分解を促すホルモンのため、筋トレ後にコルチゾール値が増加すると筋肉の損傷や疲労を引き起こします。
つまり、せっかくした筋トレが無駄になってしまうことに。
【筋トレ前後のアルコールがダメな理由3】テストステロンの減少
男性ホルモンとして有名なテストステロン。
耳にしたことがある方も多いのでは? テストステロンの増加には、
- 筋肉細胞における脂肪細胞増大の抑制
- タンパク質合成の増加
- タンパク質分解の減少
- 筋サテライトセルの活性化
- 筋細胞の崩壊から守る
といった効果があると確認されています。
つまり、テストステロンが減少すると、筋肉の合成が妨げられるのです。
【筋トレ前後のアルコールがダメな理由4】肝臓への負担
肝臓はたくさんの役割を担っている大切な臓器です。
肝臓では必須アミノ酸から非必須アミノ酸が生成されており、これが各組織でタンパク質生成に使われます。
つまり、肝臓は筋トレ時に摂取したタンパク質を、筋肉に変える働きをしているのです。
しかし、同時にアルコール分解においても肝臓は欠かせません。
筋トレ後にアルコールを摂取すると、肝臓はアルコール分解を行うのに忙しく、タンパク質生成が滞ることになります。
できれば、肝臓の邪魔をしたくないですね。
筋トレ中に飲んではいけないアルコール7選
アルコールと筋トレの相性が悪いことはよ〜くわかった。
けれど、我慢できないからこのサイトを読んでるんだよ!!(怒)というそこのあなた。
ご褒美の一杯を選ぶ際に、避けてほしいアルコールをご紹介します。
前述したように、肝臓はアルコールの分解を優先して行います。
そのため、同時に摂取された糖質が脂肪に変わりやすくなります。
肝臓の負担を減らすためには 糖質などの不純物ができるだけ含まれていないアルコールを摂取することがポイントです。
そこで、今回はアルコールに含まれる糖質の量・カロリー量を比較し、多い順に6つのアルコールを選びました。
【筋トレ時は飲むな!太るアルコール!1】果実酒
醸造酒 | 糖質 | カロリー |
---|---|---|
果実酒(梅酒) | 20.7g | 156kcal |
※果実酒の代表として梅酒を選びました。
欧米ではフルーツワインとしても飲まれているもので、日本の果実酒はアルコール度数が3%とビールと比べて半分、他のアルコールと比べても一番飲みやすいアルコールです。
しかし飲みやすい反面、糖質が一番多く、飲み会や普段の晩酌時には太りやすいアルコールとも言えます。
【筋トレ時は飲むな!太るアルコール!2】カクテル
醸造酒 | 糖質 | カロリー |
---|---|---|
カクテル(ベルモット) | 16.4g | 152kcal |
※カクテルは色々な作り方があるため、ベースとして使われることの多いベルモットのデータを記載しました。
カクテルは非常に飲みやすいため、飲むペースも早まってしまいがち。
さらに、ジンジャエールやコーラなどと割ると、上記よりも糖質・カロリーがアップするので注意が必要です。
中華料理に欠かせない紹興酒。
甘い口あたりからも想像できる通り、糖質はかなり高め。
身体に良さそうなイメージがありますが、筋トレの日は避けましょう。
【筋トレ時は飲むな!太るアルコール!4】日本酒
醸造酒 | 糖質 | カロリー |
---|---|---|
日本酒 | 3.6~4.9g | 100~110kcal |
日本酒ブームと言われて久しく、若者にも良く飲まれている日本酒。
特に汗をかいた後は冷酒にしてクッと飲み干したいものです。
しかし、原料がお米ということもあり、糖度はかなり高め。
筋トレ後は避けてください。
【筋トレ時は飲むな!太るアルコール!5】ビール
醸造酒 | 糖質 | カロリー |
---|---|---|
ビール | 3.1~4.6g | 40~63kcal |
やはり筋トレ後はキンキンに冷やしたビールを飲みたくなる方も多いのでは?
しかし、糖質もカロリーも高いので、できるだけ避けたいところ。
どうしてもビールののどごしを求めるなら、筋トレした日はノンアルコールビールを試してみてください。
【筋トレ時は飲むな!太るアルコール!6】ワイン
醸造酒 | 糖質 | カロリー |
---|---|---|
ワイン | 1.5~2.0g | 73kcal |
醸造酒の中では、糖質もカロリーも比較的低いのがワインです。
ワインとの上手な付き合い方については
「ワインの正しい飲み方」 を参照してみてください。
※いずれも日本食品標準成分表2018から抜粋
上記6種類はいずれも醸造酒と呼ばれるものです。
蒸留酒である焼酎・ウイスキー・ウォッカなどは全て糖質ゼロ。
それと比較すると、どれだけ多くの糖質が含まれているかがわかります。
【筋トレ時は飲むな!太るアルコール!7】ちゃんぽん
そして7つ目のアルコールは・・・ いくつかのお酒を混ぜて飲むちゃんぽん!
色々なお酒を混ぜると、肝臓がアルコールを分解するのに時間と負担がかかってしまうのです。
筋トレをした日のアルコールは、「蒸留酒を適量1種類だけ」をキーワードに選ぶのが良いでしょう。
筋トレ後45分のゴールデンタイムはアルコールを我慢!
筋トレ後の2時間、その中でも最初の45分間は筋トレの効果が反映される”ゴールデンタイム”と呼ばれています。
せめてその間は我慢し、プロテインやノンアルコールのドリンクを摂取してみましょう。
さらに、おつまみに一工夫を。
ささみや納豆、刺身など、脂肪分が少ないたんぱく質を一緒に摂取するのがおすすめです。
この時も、できるだけ糖質を摂らないように、味付けも控えてみてください。
私も、筋トレを頑張った日は大好きな日本酒を我慢して、ハイボールに切り替えてみたいと思います。
「普段の習慣を見直すことで健康になれる5つの方法」も是非読んでみてください!
以上、今回よりからカレライターになりました、Fuminaでした。