からだカレッジアドバイザーの
後藤優子です。
前回の私の記事では、「ダイエット、ボディメイク中にオススメの甘いもの(甘味料)3種」をお伝えしました。
その3種とは、米飴、甘酒、ドライフルーツでしたね。
今日は、その中の「甘酒」について詳しく書いてみたいと思います。
甘酒は、栄養的には、ヨーグルトとシリアルを足したようなものです。身体に良い優れモノだということがわかりますよね!!そして、実は、ヨーグルトより日本人の腸に合っているのです。この記事を読んで、是非日々の食生活に甘酒を、取り入れてみてくださいね♪
では、甘酒の歴史からどうぞ。
甘酒の歴史
甘酒の起源は古墳時代に遡り、『日本書紀』に甘酒の起源とされる天甜酒(あまのたむざけ)に関する記述がある。(wikipediaより抜粋)
古墳時代と言えば、3~7世紀頃です。随分古くから、甘酒が作られていたのですね。
また、江戸時代には、夏の暑気払いの飲み物として町の屋台で売られていました。飲む点滴と言われる甘酒は、栄養価に富むので庶民の間でも人気の飲み物だったようです。
甘酒の効用
甘酒には、ビタミンB群や必須アミノ酸が豊富に含まれているため、疲労回復や美容にも良い飲み物です。また麹菌や食物繊維により、整腸作用が期待できるのです。
乳製品であるヨーグルトよりも、お米から作られた甘酒は、日本人の腸にとても合うのです。
さらに、白砂糖より健康的な甘味料であることは、前回の記事の通りです。
甘酒の作り方
以前はあまり見かけなかった麹の甘酒ですが、最近はブームにより、スーパーでもパック入りの甘酒をよく見かけます。
しかし、ポイントさえ押さえれば、簡単に手作りもできますので、興味のある方は是非挑戦してみてくださいね。
自家製のものは、最高に美味しいですよ!
甘酒を作るための材料
(五合炊きの炊飯器で作る場合)
ご飯(冷めているもの)・・・600g
米麹・・・200g
熱湯・・・600g
五合炊き以下の炊飯器の場合は、半分の量で作ると良い。
甘酒の作り方
ごはんと米麹を炊飯器に入れ、熱湯を注ぎ、よく混ぜる。この時、中の温度が60℃以上にならないようにする。
炊きたてのご飯を使う場合は、熱湯ではなくぬるま湯や水にするなど調整する。
炊飯器の保温スイッチを入れて、蓋を半開き状態にして布巾をかけておく。(ほこりを防ぐため)
55~60度で保温して8時間ほどで糖化が進みますが、24時間保温すると甘味料に使えるほど甘くなります。好みの甘さになったら完成です。
そのままですと、お米の粒が残っていますから、ミキサーやブレンダーでマッシュしてなめらかにしておくと使いやすいです。作り方はシンプルですが、60℃の温度管理だけ気を付けてくださいね。温度が低過ぎると麹が活性化せず、高過ぎると麹が死んでしまいます。
気温が高めの春~秋は、甘酒を作りやすい季節です。逆に冬は、温度が下がり過ぎないように注意が必要です。
甘酒の食べ方、使い方
甘酒を軽食として
前述したとおり、甘酒は、ヨーグルトとシリアルを足したようなものです。
ですから、フルーツやナッツなどをトッピングして食べると身体が喜ぶ、美味しい軽食になります。
甘酒をドリンクとして
水やお湯で割って飲んだり(その際ひとつまみの塩を入れると良い)100%ジュースで割って楽しむこともできます。
柑橘系のジュースで割ると、乳酸菌飲料のような味になり、子どもにも人気です。
甘酒をお料理に
煮物など、普段お料理に砂糖を使われる方は、砂糖の代わりに甘酒を使ってみてください。
キンピラや肉じゃが、カレーなどに入れるとコクが増して美味しくなります。白砂糖を使うよりもずっと、健康的で美味しいお料理になります。
甘酒をお菓子に
甘酒をかき氷のシロップとして使ったり、アイスクリームを作ることもできます。
アイスクリームは、甘酒、豆乳、バナナ(ブルーベリー)、ひとつまみの塩をミキサーでかき混ぜて、容器に入れて冷凍するだけです。また、ケーキやクッキーなどお菓子を手作りする方は、是非、砂糖の代わりに甘酒を使ってみてください。
水分の調整が必要ですが、より身体にやさしいお菓子を作ることができます。
甘酒で腸健康に!!
日本人が昔から親しんできた甘酒を、現代食にうまく取り入れて、より腸にやさしい健康的な食生活にしましょう。
腸が健康になることで、ボディメイク、ダイエット、美肌など多くのメリットが期待できます。
是非、あなたも食事に甘酒を取り入れてみませんか?