【連載】赤ちゃんの運動―発達を促す関わり方―

前回の記事>>【連載】子どもの心と体が健やかに育つ関わり方

私は今妊娠8カ月。一歳半の女の子の育児をしながら、このコラムを書いています。幼児体育指導者という仕事を通して沢山のお子さんと関わる中、赤ちゃんの時の関わり、環境設定もとても大切だと感じました。

我が子を通して実践して良かった事を書いていこうと思います。赤ちゃんの発達は、個人差があって当たり前。少しでも子育てのヒントになれば幸いです。

 

トッポンチーノ


産まれて間もない赤ちゃんは、ママが一番。他の家族の方も抱っこしたいですよね。けれど、首が座っていない赤ちゃんを抱くのはヒヤヒヤもの。

私は、妊娠中にトッポンチーノという赤ちゃんの座布団を作りました。寝かし付けの時にトッポンチーノを使う事で、背中スイッチが入る事なく、寝ることができました。また、トッポンチーノごと家族に抱っこしてもらえたので、家族も首が座らない赤ちゃんを安心して抱っこできました。

赤ちゃんもお世話する人も安心できます。新生児期には、おすすめです。

 

白黒モビール


生後1カ月頃の赤ちゃんは視力が未発達な為、明暗のはっきりしたものしか見えません。私は白黒モビールを用意してあげました。はっきりした白黒だと赤ちゃんも見やすいです。

機械的な動きでは赤ちゃんも目が疲れてしまいます。自然に吹く風で優しく揺れるモビールの動きを見ると赤ちゃんも心が安らぎます。2カ月をすぎて手が動くようになると、赤ちゃんが触れる事ができるモビールが良いですね。

私は他に三原色のモビールや、立体のモビールを用意しました。吊り下げる位置赤ちゃんの目から30センチほどの高さがベストです。いずれも妊娠中につくりました。画用紙と糸があればできますよ。

 

赤ちゃんのお部屋

生後1カ月頃から1日に1回はうつ伏せに、目線の変化をつけてあげました。生後1カ月を過ぎたらベビーベッドは辞め、畳のお部屋に布団を敷き自由に探求できる環境を作りました。

また、指吸が始まり自分の手がある事を認識をしてきたので、ガラガラや握れるおもちゃを用意しました。この頃は、なんでも口に入れて形を確かめる時期でもあります。なるべく口に入れても大丈夫なおもちゃを用意しました。

また、ベビージムも用意しました。手を伸ばしたり動かす動作が増える事で寝返りにつながったと思います。

 

体幹を鍛えるずり這い、高ばい〔ハイハイ〕


寝返りが出来るようになってからは、寝ながら背中ではったりしていました。それから、ずり這い〔ほふく前進みたいな感じです〕が始まると、広く動ける環境を用意しました。畳の部屋やマットをひいたお部屋が良いですね。

あまり転がりすぎないボールを用意してあげると、そのボールを追いかけてずり這いしていました。動きたい時にしっかり動ける環境を用意した事で欲求が満たされ、眠る時はしっかり寝てくれるようになりました。新生児期はひどい便秘で悩まされましたが、よく動きだした頃には自然と治りました。

私が幼児体育指導をしていて、赤ちゃんの時にしっかりずり這い、高バイ〔ハイハイ〕した子どもは腕の支持力、体幹があるように感じます。けれど、赤ちゃんの頃ハイハイしなかった子も大丈夫!!大きくなってからでも腕の力や体幹を育てる事はできますからね。

私も教室で、体幹トレーニングや腕の支持力を鍛える運動遊びを積極的に取り入れています。ベビーベットは、埃から赤ちゃんを守ってくれ衛生的ではありますが、ずっと寝かせていると、ズリバイ、ハイハイをせずに、つかまり立ちをしてしまうこともあります。

近年、ハイハイをせずに立つ赤ちゃんが多くなっているそうです。ペットや歳の近い兄弟がいると難しいかもしれませんが、できれば、赤ちゃんの頃から自由にハイハイができる環境を作ってあげると良いですね。私も第二子で頑張ってみますね。

 

イタズラ心を遊びにつなげるー遊びは運動機能の発達に繋がっているー


ハイハイやつかまり立ちをしだして、コンセントを抜かれたり、おもちゃ箱から沢山の物を出したり、引き出しを勝手に開けたり、静かだと思ったらティシュを引っ張りだしていたり。そんな経験はありませんか?お母さんからしたら、困ってしまいますよね。

けれど実は、赤ちゃんの指や腕がしっかり育っている証拠なんです。私はコンセントを引っ張り出した時に、紐を引っ張るオモチャを用意しました。おもちゃを掴み、箱から出せる環境を用意しました。

大人から見たら、イタズラだけど、赤ちゃんが育っている証拠、赤ちゃんがやりたい事を伝えるサインなんです。「ダメ!」と言ってしまうまえに、赤ちゃんが自由に遊べるおもちゃ、環境を用意してあげたいですね。

0、1歳児の頃は「ダメ」叱る前に先ずは、赤ちゃんの興味、発達にあった環境を用意すると、子どもも楽しくママのストレスもなく楽しく過ごせますよ。おもちゃを買いに行くときちょっとお子さんの行動を観察してみてくださいね。

 

タッチからあんよ、お部屋の中は裸足で育てよう!

七島草履の達蔴工房さんの草履】

しっかりズリバイ、ハイハイをしてつかまり立ちをしだした頃、つかまり立ちバーを用意しました。つかまり立ちから、タッチ、伝い歩き、あんよに繋がっていきました。

最初は、フラフラしていたのですぐこけてしまうので周りに危険な物がないか気をつけてくださいね。タッチが始まると数を数えてあげると喜びましたよ。なるべく、室内は裸足で活動させてあげてくださいね。足の裏は第2の脳といわれるように、沢山のツボがあります。自分の足の感覚を使う事が大切です。扁平足や巻き爪も予防できますよ。

室内で沢山歩けるようになったら、サイズにあった靴を用意してくださいね。3歳頃になると、藁草履もおススメです!!指でふんばる事で足の裏の感覚機能が育ちますよ。

 

親子でできる体幹を鍛える運動遊び〔お座りがしっかりできるようになった頃〕


大きなタオルケットをハンモックのように両端を持ちます。赤ちゃんを乗せてあげて優しくゆらゆらしてみてください。バランスをとりながら座る事で体幹が鍛えられますよ。

 

まとめ

初めての育児は、お母さんも寝不足だったり体力も落ちたりで、不安になる事があります。私も同じでした。けれどお母さんや関わる周りの大人達が少し知る事、工夫する事で、子どもも大人も楽に過ごせるようになります。これからも、私の経験や知識を発信する事で少しでお役に立てたら幸いです。

第1話【連載】なぜ幼児体育が必要なの?
第2話【連載】子どもの心と体が健やかに育つ関わり方

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ABOUTこの記事をかいた人

佐々木〔旧姓村川〕 明世

【幼児体育指導者村川明世のプロフィール】 昭和60年5年13日愛知県産まれ。 3歳から父の故郷香川へ。 小学四年生の頃に空手道を始める。同時期に陸上競技にも取り組むようになり、地域の大会では優勝。高校では空手道を極める為、強豪高松中央高校に進学。インターハイ、国体に出場。 マラソンでは、65キロを走りきるど根性娘に成長。 大学は、幼い頃からの夢、 幼稚園教諭、保育士になるため、東大阪大学こども学部こども学科に進学。 昼間は資格所得のため勉強に励み夜は空手道の練習。 四年間の努力が実りインカレでは団体8位、個人でも全日本選手権、国体出場を果たす。 学業の方では、幼稚園教諭一種、小学校教諭一種、保育士、社会福祉主事任用、児童指導員の資格を取得する。 大学卒業後、目標の保育士として、保育園〔モンテッソーリ教育実施園〕に就職。 そこでこども達が自主的に考えながら動き、成長していく幼児体育指導に出会い衝撃を受ける。 研修会に参加しながら現場でこども達と関わるうちにより追求して幼児体育指導について学びたくなり、5年勤務したのちに退職し、幼児体育指導者になる事を決意。地元香川に帰る。 幼児体育指導の一任者でもある北冨晴美先生の元、幼稚園で働きながら幼児体育指導者養成コースでより深く幼児体育について学ばせて頂く。 翌年、幼児体育指導者として起業し、幼稚園や保育園での体育指導を始める。 自身の体操クラブを設立し赤ちゃんから小学生の多くの子ども達に指導を始める。 幼児体育と空手道のコラボも実現し、幼児への空手道の指導者としても活躍する。 保育士、幼稚園教諭の経験を活かしながら、幼稚園の先生、保育士さんお母さん方にに保育や子育ての中でどのように運動を取り入れていくかを、講演会や研修会で伝えている。 幼なじみの谷けいじくんの紹介で器械体操で国体にも出場していた佐々木秀樹と出会い、結婚。翌年出産し、一児のママをしながら仕事復帰。 全ては、未来を担う子ども達のため。 健全な体に豊かな心が宿る。 強い体と美しい心を子ども達にそして関わる大人達に伝えていく事が使命だと思っております。 〔只今第二子妊娠中の為 今後の、研修、講演予約は体調を見ながら検討中である。〕 よろしくお願いいたします。