こんにちは!
皆さんの中には、健康、美容、特にダイエットには「あぶら」(脂肪・脂・油)を食べることを控えた方がいいと考えておられる方も多いのではないでしょうか?実際、私もつい最近まではこれらの「あぶら」は体の中で溶けて貯蔵されやすいので、「食べると太る」「血中コレステロール値が上がる」から脂の部分は食べないでおこうと避けていました。
この度、私は体脂肪を落とす目的でパーソナルトレーナーについて運動や食事についての指導を受けました。また、仲間と情報交換もし自分でもいろいろと調べてみました。「あぶら」は私たちのの体にとって本当に悪いものなのでしょうか?「あぶら」は私たちの体にどんな働きをし、影響を与えるのでしょうか?どんな「あぶら」をどんなふうに摂ればいいのでしょうか?
そんな「あぶら」について、ダイエットを始めるあなたにもお伝えいたしましょう。
「あぶら」の意味とは?
油/脂/膏(あぶら)の意味
水に溶けず、水よりも軽い可燃性物質の総称。動物性・植物性・鉱物性があり、食用・灯火用・燃料用・化学工業の原料など用途が広い。
㋐動物の肉についている脂肪分。脂身 (あぶらみ) 。「―の多い切り身」㋑皮膚から分泌する脂肪。「汗と―の結晶」㋒植物の種子などからとれる液体。菜種油・ごま油など。「―で揚げる」㋓原油を精製したもの。重油・軽油・灯油など。㋔髪油。ポマードやチック類もいう。「―でなでつける」
goo国語辞典より抜粋
「あぶら」の種類と特徴
種類 |
飽和脂肪酸 | 不飽和脂肪酸 | ||
オメガ9 | オメガ6 | オメガ3 | ||
植物油 |
ココナッツオイル |
オレイン酸が多い |
リノール酸が多い サラダ油(菜種、紅花 |
αーリノレン酸・DHA,EPAが多い えごま油、亜麻仁油 |
動物性油脂 |
牛・豚・鶏 |
青背の魚 |
固まりやすい<ーーーーーーー>固まりにくい
酸化しにくい<ーーーーーーー>酸化しやすい
熱に強く熱い料理に向いている<ーーーーー>熱に弱く冷たい料理に向いている
体内での「あぶら」(脂質)の働き
①私たちの体を作っている細胞膜は脂質でできています。脂があったから生命が誕生できたとも言われています。
②脂質は、人間の生命維持や身体活動などに欠かせないエネルギー源です。タンパク質・炭水化物と並んで三大栄養素の一つです。
③脂質は、ホルモン生成に関与しています。月経や受精能力に影響します。体温調節にも必要です。
④脂溶性ビタミン類(A・D・E・K)を体内に吸収するために必要です。
⑤「飽和脂肪酸」は体内で合成できる脂質(あぶら)です。とりすぎには注意しましょう。
動物性脂はカロリーは高いですが血糖値を上昇させません。グルカゴンというホルモンが分泌され脂肪細胞中のグルカゴン感受性脂肪分解酵素によって脂肪が分解されやせるという説もあります。
⑥「不飽和脂肪酸」のオメガ3のαーリノレン酸、オメガ6のリノール酸は、体内で合成することができない油「あぶら」です。食事などで摂る必要があります。
⑦オメガ9のオレイン酸はステアリン酸から合成できる「あぶら」です。オレイン酸は善玉コレステロールを下げずに悪玉コレステロールだけを下げます。
⑧オメガ6の不飽和脂肪酸(サラダ油)には「炎症作用」「血液を固める作用」があります。炎症作用にはアレルギーや糖尿病を、血液凝固作用には脳梗塞や心筋梗塞になるので摂りすぎには注意が必要です。
⑨オメガ3のαーリノレン酸は体内でEPAに変化しさらにDHAへと変化します。抗炎症作用や血液をさらさらにして脳梗塞、心筋梗塞を予防したり脳細胞や網膜細胞、精液をつくるもとになります。
ダイエット中にも必要な「あぶら」の摂り方
脂肪は摂らないといけない栄養素だということはわかったのですが、それにしても、なかなか減らない体脂肪 。3か月でいくらかは結果を出したくて、心は焦りました。そんな時に、ボディメイキングのダイエット仲間から届いた情報。
「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」の著者は、「正しい種類の脂肪はヘルシーで生命維持に不可欠。クリーンに燃焼し栄養たっぷりで、満足をもたらすエネルギー源で体も脳も最大限に機能させてくれる。」と説いています。
そして、完全無欠ダイエットのメニューとして、コーヒーに牧草牛の乳からつくったグラスフェッドバターとココナッツオイルもしくはMCTオイルを溶かして朝食にするのです。
これだけで不思議とお昼過ぎまで空腹感なく過ごせるのです。味はまろやかで飲みやすかったです。試みた仲間からは体脂肪が落ちたという結果が何人からも寄せられました。
もしあなたも体脂肪が落ちなくて悩んでおられたら、2週間ほど試してみてくださいね。
まとめ
ダイエットと「あぶら」の摂り方についておわかりいただけたでしょうか。
「あぶら」は私たちの体にとって大切な働きをしてくれる栄養素です。どんな「あぶら」をどのような摂り方をすればいいかを頭に描きながら、健康な体づくりのためにしっかりと良い「あぶら」を摂っていきましょうね。