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トレーニング好きの皆様、ライターのkamenwriterです。
太陽の照り付ける暑い夏の日が終わり、紅葉の綺麗な秋がやってきましたね。
これから気温の低い、寒い冬がやってきます。
そんな冬は、トレーニングする上で注意が必要なの、皆さんご存知ですか?
間違ったやり方のトレーニングを冬に行ってしてしまうと、とっても危険です。
トレーニングが原因で怪我をしたり、病気になってしまうかも…
そんな事が起きないように、冬のトレーニングで気を付けたい事をまとめましたのでご覧ください。
知らないの?冬トレーニングが危険な理由
冬は気温が低く汗をあまりかかないので、トレーニングしやすい時期とも言えます。
しかし、気温が低いと体温も下がるので、怪我や病気に繋がってしまうことも…。
なぜ怪我をしがちなのか?
実は気温が低いことで筋肉が冷え、柔軟性の低下を引き起こしてしまい、そのまま運動すると、怪我やに繋がってしまうのです。
他にも血管が収縮し、心筋梗塞になってしまうことも。
なので野球選手は冬の時期はオフシーズンだったり、気温が高い海外で練習を行うのです。
このように考えたら意外にも、冬のトレーニングには危険が潜んでいることがわかります。
気をつけて!冬トレーニングで出てしまう体の症状
冬は室内と屋外の気温差が激しく、いきなり外に出てトレーニングすると体に負担が掛かってしまいます。
また、冬は空気が乾燥していて肌や体はパサつき気味…
脱水症状にも気を付けたいものです。
冬のトレーニングで出てしまう体の症状を押さえ、危険性を知っておくと安全にトレーニング出来るでしょう。
【冬トレーニングでの症状】1.低体温症
低体温症とは、体温が35℃以下になっている状態の事です。
体の温度が35℃以下になると
- 意識低下
- 歩行困難
- 遅い脈拍
- 筋肉硬直
- 不整脈
などの症状が出ることがあります。
低体温症が進行してしまうと、最悪の場合には死に至ることも…
そんな事にならないように、ネックウォーマーや手袋を積極的に活用し、手足、首などの冷えやすい部分を暖かくして、体温を下げないようにトレーニングをしてください。
冬場の外でのトレーニングは、寒さで体が冷えてしまうので、しっかり着込んで保温に努めましょう。
【冬トレーニングでの症状】2.脱水症状
脱水症状といえば、暑い夏の日の症状…と思われる方も多いかもしれません。
しかし、冬にも脱水症状に気を付けなければならないのです。
冬は夏ほど汗をかかず、水分が足りていないのを感じにくいため、水分補給を意識できずに脱水症状に陥ってしまいます。
なので、冬も夏場と同様に、こまめに少しずつ水分補給しましょう。
【冬トレーニングでの症状】3.ヒートショック
ヒートショックとは、急激な寒暖差が体に及ぼす影響のことを言います。
ヒートショックの症状としては
- 失明
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
など皆さん一度は聞いたことのある症状が多く挙げられます。
ヒートショックは寒い脱衣所から暖かい浴槽に移動する際に引き起こしてしまいます。
また、ヒートショックが原因での死亡例は、約8割が高齢者ですが、そうでない方も注意が必要です。
このようなヒートショックを防ぐために、トレーニング後の入浴は、「湯船の温度を40度以下のぬるま湯」にし、できるだけ体の温度と差が広がらないように心がけてください。
- 「トレーニング後はすぐに入浴しない」
- 「特に寒い日は室内でトレーニングを行う」
などと、一度体を温めて入浴することをおすすめします。
当てはまる方は要注意!?体質や体型で冬場のトレーニングが危険に…
このように冬のトレーニングには、危険が多く潜んでいます。
更に体質や普段の習慣、持病などが関わってくると危険性がより高まるので、あてはまる方は、注意しながらトレーニングしましょう。
【冬トレーニングでは要注意!】肥満体質の方
肥満体質の方がなぜ冬の筋トレに要注意が必要なのか?
実は肥満の方は、ほぼ皆さん血中コレステロール値が高くなっている状態の方が多いです。
コレステロールとは、性ホルモンや細胞膜などの原料になる生きていくのに欠かせないもの。
ですがその中の血中コレステロールは、血管を詰まらせてしまう物質のひとつ。
肥満体質の方は悪玉のコレステロールが多い傾向にあるため、悪玉が多くなってしまうと、血管が詰まりやすくなるため注意が必要なのです。
そのため、いきなり激しい運動をすると、冬の寒さも重なり、血管を詰まらせてしまうリスクがあります。
冬だけ気を付ければいいという訳ではありませんが、さらに危険なリスクが高まるので肥満体質の方は屋外での運動を避け、室内のストレッチから始めてみてはいかがでしょうか?
【肥満の判断基準】
ちなみに、肥満体質の判断基準としては、健康診断が一番簡単にわかります。
標準体重よりも肥満(太りすぎ等…)だと診断された方は、野外のトレーニングは要注意です。
健康診断も長く言ってないなぁという方や、詳しく知りたい場合は、BMI指数を出して、表に基づいて肥満か肥満でないか、判断する方法もあります。
計算方法は、自分の体重(㎏)÷(自分の身長)2=で計算が可能です。
【例】
身長184㎝、体重65㎏の場合
- 始めに自分の身長をかけます。(1.84×1.84=3.3856)
- 次に、体重から先程の答えを割ります。(65÷3.3856=19.1989603)
- 最後の出たのがBMI指数なので、表に基づき自分が肥満かどうか見極めます。
表を張り付けるので、行なった方はこちら(別サイト参照)をご覧ください。
※この場合は、標準体重です。
【冬トレーニングでは要注意!】日頃から運動習慣のない方
日頃から運動習慣のない方も注意が必要です。
皆さん想像がつくと思いますが、運動慣れしてない(筋肉がない)状態でいきなり運動すると、体に急に負荷がかかるため危険です。
- 「普段はデスクワークばかりで体を全然動かさない」
- 「歩くことがほとんどない」
普段から体を動かすことがないため、冬は気温が低く、体が硬直しているため、体の至る箇所に負荷がかかり、怪我に繋がります。
運動習慣のない方は室内でストレッチをするなどをし、体の負担の少ないトレーニングから始めるといいでしょう。
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絶対やってはいけないトレーニング
「絶対にやってはいけないトレーニング」とこれまでお伝えしてきましたが、準備をしっかりすればきちんと効果が出るものもありますので、ぜひ冬のトレーニングも楽しんでいただければなと思います。
【絶対やってはいけない冬トレーニング1】屋外での急なランニング
冬の屋外での急なランニングは、危険なので絶対に行わないでください。
急に外にでて体を動かすと、血管が詰まったり、低体温症や怪我を引き起こすリスクがあるのです。
ただし、ストレッチや、しっかりとした防寒が出来ていればリスクは軽減します。
ただ、雪の積もる地域では凍結による転倒も考えられるので、室内で行うのが1番いい方法かもしれませんね。
とても寒い日は軽いジョギングだけ!などでもいいかもしれません。
トレーニング前に絶対行うべき3つのこと
冬は室内との寒暖差が激しく、急に屋外に出て運動することが一番危険です。
冬は気温が低く、寒さで血管が収縮してしまいます。
そんな環境で運動をすると、収縮した血管を血液が強引に通ろうとして圧力が掛かり、脳の血管が切れ、脳出血なんてことにもなりかねません。
しっかりとストレッチをして体が温まる下準備を行い、野外でのトレーニングを来ないましょう!
- ストレッチなどの準備運動をしっかり行う
- ネックウォーマーなどを着用し、防寒に努める
- 体調を把握し、優れないようであれば無理をしない
普段行なっていたストレッチの3倍ほど気を使って関節、手先などをほぐしていきます。
ストレッチで温まった体を冷やさないために、ネックウォーマー、靴下、手袋など防寒もしっかり行ないましょう。
【危険ダメ】冬に絶対やってはいけないトレーニング!症状とポイントを解説:まとめ
冬は気温が下がり、室内と屋外の気温差が激しいため注意が必要です。
無理をしてトレーニングしてもいいことはないので、絶対に無理はせず調子が悪いと思ったらすぐに切りあげましょう。
まずはストレッチなどの準備体操で体を温めて、それから筋トレなどのトレーニングに切り替えてみてはいかがでしょうか?
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