食事

牛蒡(ごぼう)茶で糖化・便秘を防ぎ、ダイエットや健康維持を

牛蒡茶を飲み始めたわけ

牛蒡茶、というと、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。健康に良さそうだけれど、まずい・水っぽい・泥臭い…などと思われている方が多いかもしれません。

確かに、まずい牛蒡茶、ありますよね。私は通販で知った美味しい牛蒡茶を飲んでいたのですが、市販のものを飲んでみて、「こんなに美味しくない牛蒡茶があるんだ!」と驚きました。牛蒡茶を知ったきっかけは、実年齢よりずいぶん若く見えるお医者さんが本で勧めていたからでした。牛蒡は体を温め、また糖分の吸収をゆるやかにする作用があるそうです。

その頃、私は「糖化」ということがとても気になっていたので、牛蒡茶で糖化を防いでアンチエイジングに繋がればいいなあ…と考えました。「糖化」とは、体内で余分な糖質がたんぱく質や脂質と合わさり、細胞等を劣化させてしまう現象です。

 

牛蒡茶を飲んでみて

私は、ほぼ毎日牛蒡茶を飲んでいます。自宅での食事では、いつも食事の時に飲むほうじ茶を牛蒡茶に替えました。私が飲んでいるのは広島県の「あじかんショップ」という所の牛蒡茶で、先述のお医者さんが携わっているものでした。

皮付きで細かく切られた牛蒡が香ばしく焙煎されていて、ティーバッグタイプです。ほのかに甘味があります。急須に入れて熱湯を注いでも飲めますが、やかんで煮出すとより効能があるそうです。因みにノンカフェインなので、夜に飲んでも大丈夫。

そして、牛蒡茶を飲み始めて2ヶ月ほど経つと、足の裏がツルツルになっていることに気づきました。それまで履いていたツボ刺激スリッパが痛くて履けなくなる、という事態に…。また、私の母はよく便秘になったりしていたのですが、牛蒡茶を飲み始めてから、お通じがよくなりました

80歳に近い母は怪我の手術や、その後のリハビリで通院して、血液検査などを受けることも多いのですが、血液はきれいだと、今もよく言われます。

 

牛蒡茶の食物繊維

牛蒡は食物繊維が豊富ですが、歯ごたえとして残る「リグニン」という、水に溶けず、体内に吸収されずに排出される「不溶性食物繊維」と、「イヌリン」という「水溶性食物繊維」があります。リグニン自体も腸を刺激するので、牛蒡茶の出がらしを食べても便秘に良いと思いますが、お茶に溶け出しているイヌリンが、また便秘にとても良いようです。

お通じがよくなるということは、腸の状態がよくなり、腸の状態がよくなると、毒素が腸に蓄積されないので、体に負担が少なくなります。足の裏にも毒素が溜まりやすいと言われ、樹液シートなどが販売されていますが、毒素が溜まりやすい部分に牛蒡茶の作用があり、私の足の裏にも変化がもたらされたのかもしれません。

イヌリンが腸から体内に吸収されて、血液で色々な所に運ばれ、色々な効果をもたらしてくれるんですね。

 

出がらしも食べられる!

出がらしの牛蒡茶は、卵に混ぜて卵焼きにしたり、小麦粉と水を併せてフライパンで焼いてチヂミにして、お酢とお醤油で頂いたり、炊き込みご飯にしたりしています。かき揚げなどにすることもできます。私はお酒は飲まないのですが、牛蒡茶で焼酎割りをして飲んでいる人もいるようです。

また、牛蒡茶は自分で牛蒡から作ることも出来ます。牛蒡を細かく切って、天日にさらして、フライパンでじっくり炒めたものをやかんで煮出します。同僚は自分で牛蒡茶を作っていまして、中性脂肪の数値が低くなったと言っていました。牛蒡茶を飲む前は数値が高かったので、たぶん牛蒡茶のお陰かな…と。

ただ、腸が弱い人には強すぎるかと思います。私は、今では、ご飯の食事などでもそうですが、お菓子など、糖分が高そうなものを食べる時には、牛蒡茶をセットで飲むようにしています。

 

牛蒡の力

蜜柑や林檎など、皮をむくとすぐにしぼんだり、茶色く酸化したりしますが、皮で守られている時は、かなり長い間、中身はみずみずしいですよね。これは抗酸化物質のポリフェノールの力によるものです。牛蒡はこのポリフェノールが豊富。蜜柑や林檎は土に埋めると腐ってしまいますが、牛蒡は土の中の色々な虫や細菌などから守られて育ちますよね。

牛蒡は、表面に少し位傷がついても、元に戻ってしまう「創傷治癒作用」がありますが、これは、牛蒡のポリフェノールの「サポニン」のお陰です。また、サポニンには、脂肪やコレステロールを分解して排泄しやすくする作用もあります!ダイエットにも期待がもてます

牛蒡は毎日食べるのはなかなか難しいですが、手軽に取り入れることが出来るお茶として飲むと、かなり健康維持に貢献してくれるように感じます。私は現在46歳ですが、まだ白髪がないです。年齢も30代前半に見られます(ここ数年は、ほうれい線が厳しい感じがしますが…)。

白髪については遺伝、見た目年齢については童顔であることや、光の加減などが幸いしているのかな~という気もしますが、牛蒡のアンチエイジングの力を信じて飲み続けていきたいな、と思います。

牛蒡はここに書いた以外にも良い成分がたくさんあります。気になる方は、以下の、お医者さんが書いた本をご覧になってくださいね。自分で牛蒡茶を作る方法も書いてありますよ。

参考文献『「牛蒡茶若返りダイエット』(南雲吉則・2011年・朝日新聞出版)

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月鬼灯
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けっこう健康オタクです。