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「指圧でダメなら足で踏まれろ!」足圧師の玄樹です^^今回で連載も最終回となりました!コリには一番即効性のある【ほぐす】について具体的なケア方法も動画で説明します!もう終わりなのか~と寂しすぎて泣かないでくださいね。笑
前回の記事>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔④食べる〕
慢性コリはなぜ改善しにくい?
6カ月以上コリが続いていると、まず慢性的なコリと考えていいでしょう。中には年齢を重ねてくると、10歳~80歳までずっとコリに悩まされていた!というマダムもいらっしゃいます。
例えば、コリを氷に例えてみましょう。南極の氷の中には何千万年もかけて固まった氷があるといわれています。北海道の北の方には、流氷が流れてくることもあるそうですが、南極よりも暖かいのに解ける割合が少ないそうです。
何が言いたいのかというと、長い時間をかけて固まった氷は冷蔵庫で作った氷よりも強固で、溶けにくいという性質があるのです。これはコリにも当てはまると感じています。
1週間くらいで出来た肩こりなどは、比較的表面も柔らかく、すぐにほぐれやすいのが特徴です。反対に何十年もかけて固まり続けているコリは、歳月と共に固さを増していくのです。
コリほぐした時の筋肉の状態
多くの原因として、血流の悪化が最大の原因。固くこわばった筋肉が血管を圧迫してしまうだけでなく、神経やリンパ管を圧迫し関節の可動域さえも縮めてしまうのです。では、上の図を解説します。
①筋肉の緊張により、血管を圧迫し痛みが発生(図左)
筋肉が固くなってしまうと、筋肉内の血管を圧迫して、血行が悪くなります。これが原因で疲労物質が発生しコリや痛みが生じます。
②ほぐしたりストレッチで筋肉を柔らかくする(図中)
ほぐして筋肉に刺激を与えることで、働いていなかった筋肉のポンプ作用を正常化!血流をよくしていき筋肉が柔らかく変化していきます。
③血流が改善し痛みやコリが改善(図右)
血流がスムーズになって、筋肉内に溜まっていた疲労物質も排出されました。酸素量の多い血液が筋肉を駆け巡り、冷えていた筋肉も元気を取り戻して血色がよくなります。
質のいい筋肉って?
硬くない質のいい筋肉はどんな筋肉だと思いますか?ただ柔らかいだけの筋肉ではないのです。「ゴムまりのように適度に弾力があり、触った時に柔らかく力を入れたときに硬くなる筋肉」です。
ただ柔らかいだけの筋肉は、まったく運動をしていない状態の筋肉で、女性の二の腕がわかりやすいかと思います。日常で押す!という動作があまりないため、二の腕の筋肉が退化し骨にぶら下がっているだけの状態なのです。
【③鍛える】でも書きましたが、筋肉は何歳になっても若返らせることが可能です。退化した筋肉もトレーニングすることで、何歳からでも進化させることが可能なのです。
自分でほぐせるシリーズ
首コリ
肩甲骨周辺コリ
腰痛
ふくらはぎ
指圧に無い谷川流足圧のメリット
足圧を体験したことがない人がほとんどだと思います。指圧でなく足で踏むメリットは何か?簡単にまとめてみました。
- 指よりも力強く奥までほぐれる。
- 面が広いので鋭い痛みがない。
- 鍼のような嫌な感じがなくリラックス効果も高い。
- 指圧に比べて持続性がある。
強めに言っても逆にもみ返しが強くなった人や、奥までほぐれれば楽になるとわかっているのに、そこまで到達しない。結果的に改善しなかった。というお悩みの方が大変多くいます。足圧に関しては、きちんとした技術を習得している所が少ないため、自己流でされている整体院もたくさんあります。
まとめ
今回、ご紹介した自分でほぐせるシリーズは、来院された患者さんにいつもお伝えしているセルフケア方法です。お金をほとんどかけずにできるケア方法なので、是非実践してみてくださいね!
連載させていただいた5つのシリーズは、ベタですが続けることですごい効果が発揮されます。短期戦で考えずに長期戦で生涯ケアとして取り入れていただければ幸いです。
第1話>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔①伸ばす〕
第2話>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔②温める〕
第3話>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔③鍛える〕
第4話>>【連載】慢性コリ体質を改善する5つの習慣〔④食べる〕