モチベーション

前向きな気持ちを保つために-意志の力その1-

トレーニングを継続していくために、環境の力が非常に大きいということがわかりました。
でも、環境の力だけでなく、意志の力もできるだけ強くできたら、もっともっといい結果が生まれますよね!

今回は、この意思の力を強くするための「方法」をご紹介します。自分で敷く背水の陣、ですね。

 

気持ちは敢えて、はりきらない

「シックスパックになりたい」、「5キロ減らそう」などという願望は、男性の方なら抱いたことはある方が多いと思います。
それに向けてトレーニングを始めていこうという段階では、現在の状態とのギャップは認識できるもののその間を埋めるための具体的方法が、なかなか自分ではわかりません。

私自身も実際そうでした。
指示されることを着実にこなしていくことが自分にできる全てであって、終わった時にどうなるかはその時にならないとわからないことだ、と、特にトレーニング開始直後は意識的に強く思っていました。

また、性格的に、「よっしゃがんばるでー!!」と意気込むと、早々にテンションが下がることは自分でよくわかっていたので、あえて「がんばらない」ように心がけました。

 

その日にすることをする、だけ。

昨日しそびれた筋トレは今日できないし、予定通りにいかないことはいつ起こるかわからないので、予定がこなせるときは言い訳なしでこなす。やればたぶん、少しだけ強くなる、しばらくすれば効果が表れるはず!力耕吾を欺かず。淡々と、粛々と、1日1日。

そんな「あえてはりきらない」を意識してトレーニングに臨んだ結果幸い、私の場合、体重のグラフはじわじわと右下がり。
急降下とはいきませんでしたが、増えてしまってガックリ、ということもなく、右往左往せず、淡々と続けていくことができました。

 

体重のグラフで 視覚化する

トレーニングをしようと決意して、まず最初にやることは、体重(と、測定機能があれば体脂肪率)を毎日測ること。しかも、1日の中で、計測する状況をできるだけそろえるために、毎日同じように測ること、例えば毎朝起きて、排泄の直後に測るといった具合です。

そこで気を付けてほしいのは、1日1日ではなくて、3日毎に体重を見るようにすること!日々の計測に一喜一憂することなくトレーニングができますね!さらに、それをグラフにして視覚化するともっとわかりやすくなります。

 

グラフを一工夫

ここで、もうひとつ。
意思の力となり得る、根拠に基づいた とっておきの方法があります。
それは、記録の方法を少し工夫することです!
私のおすすめは、ただグラフ化するだけではなく体重と体脂肪率の15日間の平均をグラフ化することです。

以前の記事 でもご紹介した、私自身の変化を記録したグラフです。
今回はその内容について触れてみます。
グラフは赤、青、緑 の3つで構成されています。
写真の1マスを体重0.5キロ、体脂肪率0.25%で記入しています。

  • 赤線=体重の3日間の平均  
  • 青線=体重の15日間(半月)の平均   
  • 緑線=体脂肪の15日間(半月)の平均 

                                                     
3日単位では、まだまだ振れ幅が大きく右上がりが2つ続くとすると、1週間程度は多少の不安を抱えることになります。

ですが、青線の15日間の平均、つまり3日単位の5回分でみるとギザギザが減って、なだらかになります。
つまり、トレンドとして右下がりであることが確認しやすく15日平均の線よりも3日平均の線が下にあれば減少傾向ということになり少し赤線が上向いても、さほど気にすることもないわけです。

一方、体脂肪率は、同じ器械で測ってもかなりばらつきがあって体重に比べると、どうしても信頼性が低い印象があります。
(私の体重計が不正確なだけかもしれません)体重よりもギザギザが大きくなるのは 日々の測定の数字を見れば明らかです。
 写真の緑の線のように、15日の平均でみると トレンドは把握しやすくなりますね!

 

まとめ

ボディメイクの結果は、ある程度時間がかかります。
前のめりにならず、自分のペースで続けることが モチベーションを上げることに繋がります!その一助として、こうして長い目でみた変化を少し工夫しグラフにすることで一喜一憂せずにトレーニングが続けられますね!

トレーニングは、正しく続けていけば必ず結果に繋がります。数字という根拠に基づいた後ろ盾があれば、気持ちも納得ですね!

是非おためしあれ!

ABOUT ME
内海朝喜
内海朝喜
呼吸器外科専門医。 筋トレをしながら、また、臨床現場での仕事をしながら、ふと思うことなどを書いてみます。