こんにちは、
『からだカレッジ』で執筆をしている北村こうきです!
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よく聞く栄養素でありながら、正しい知識を身につけている人が少ないビタミン・・・。今回はその働きや、健康的な身体づくりを目指す上で知っておきたい基礎知識をまとめていきます!
ビタミンは大切な身体の“潤滑油”
ビタミンというと、まず“活力”とか“健康”をイメージする方も多いのではないでしょうか?実際に、ビタミンの『ビタ』(VITA)は、「生命」とか「活力」を意味する言葉で、生命に不可欠な物質という意味をこめて、名づけられました。
まさに、三大栄養素である『たんぱく質』『脂肪』『糖質』など一緒に、人が生活していくうえで必要不可欠な栄養素の一つなのです。ビタミンは体の中で、三大栄養素の代謝を助ける働きをしており、ミネラルと並んで“微量栄養素”といわれます。
『たんぱく質』『脂肪』『糖質』のように、エネルギーになるものではありませんが、それがないと身体という“機械”がスムーズに働かない、例えて言うなら“潤滑油”のような働きをしているのです。ですから“万遍なく” “毎日”摂らなければいけません。
不足しがちなビタミン
微量でも、その役割は大きいビタミン。不足すると病気に結びついてしまうこともあります。例えば、ビタミンB1が欠乏すると『脚気』(ビタミンB1の欠乏によって、心不全と末梢神経障害をきたす疾患のこと)になるということをご存知でしょうか?
昔は玄米や七分づきの米を食べたので、ビタミンB1の多い外殻の部分もいっしょに食べていました。しかし、現代では『白米』を主流に食べるので、精白でビタミンBやミネラルが失われているのです・・・。もちろん、精白米を食べたからビタミンB1が不足するというわけではありません。
ただ、おいしい食べ物、豊かな食卓は必ずしも十分なビタミン摂取には結びつかないということ。ほとんどのビタミンは、ホルモンなどと違って体の中ではつくれないのが特徴なので、どうしても食べ物など外から摂取しなければなりません。日常の生活の中で、いつもビタミンの補給を考えることがとても大切です。
食品から上手にビタミンを摂るコツ
食品から上手にビタミンをとるコツは、献立に最低でも『5種類』の野菜を用いること。そして、1日300gの野菜を、そのうち100gは緑黄色野菜で摂ることです。そうすると、必要なビタミンが摂取できると言われています!
ただし、忙しい生活をしていると、栄養素を全て食事からまかなう理想的な献立を毎日実行することはとても大変ですよね・・・??苦労もひとしおと思います(^^;)そこで、「今日の献立は少し欠けるかな」と思ったらサプリメントで補給していくのもひとつの方法です。
ビタミンの種類(水溶性ビタミンと脂溶性ビタミン)
ビタミンの中でも『ビタミンC』はよく耳にすることが多いと思います。では、他にビタミンの種類はどのくらいあるか御存知でしょうか?実は、ビタミンには大きく分けて全部で13種類あります。そして、それらは水によく溶けるビタミンB群やCの『水溶性ビタミン』と、水にはほとんど溶けないビタミンA、D、E、Kの『脂溶性ビタミン』に分けられます。
『水溶性ビタミン』と『脂溶性ビタミン』の特徴
水に溶け易い『水溶性ビタミン』はたとえ大量に摂取してしまっても、体に余分なものは尿と一緒に排泄されてしまうのでとり過ぎによる過剰症の心配はありません。むしろ、水溶性ビタミンは保存の仕方や調理によって壊れ易いので、どうしても不足しがちになります。
これに対して『脂溶性ビタミン』は、Eを除くA、D、Kのいずれも、大量に摂取すると体内に蓄積され、過剰症を起こす恐れがあります。といっても通常食品からとっている量では心配いりません。
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『からだカレッジ』
執筆者:北村 こうき