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【連載】オトナ世代を3ヶ月でゲンキな体にシフトチェンジする方法 VOL.1

こんにちは。シニアフィットネスの専門家・長生きストレッチの吉田真理子です。

このたび、シニア世代ではなく、もっと前の「オトナ世代」のうちに
ゲンキな体にシフトチェンジする方法というテーマで色々ご提案させていただきます。

 

【オトナ世代とは?】

「博報堂エルダーナレッジ開発 新しい大人文化研究所」では、人生を前向きにとらえ、若々しくありたいとする新たな40~60代を総称して「新しい大人世代」と名づけています。

そこで、私も「オトナ世代」を40-60代としてお話を進めていきたいと思います。

現在の40代~60代の意識の大きな特徴は、そもそも人生観が従来の「下り坂」から、“人生の花を開かせる”といった「上り坂」へと大きく転換していること。

「50代を過ぎたら、もう年をとらないという自分でありたい(61.4%)」と、6割を超える男女が50代以降の加齢を意識せず、あたかも50代で年齢が止まったかのように捉えているそうです。

また、「何歳になっても若々しく前向きでありたい」と回答した人は、全体の82.7%。40~60代の大多数が「若々しく前向きでありたい」と考えているのですね。
全体の 64.1%が 「50代になってもジーンズが似合うカッコイイ大人でありたい」と回答。

特に女性は7割(70.1%)がそう思っています。
“ジーンズをはきこなしてカッコよくありたい”、という希望を持っているのが
オトナ世代というわけです。

 

【オトナ世代のカラダとは】

若々しくいたい意識とは裏腹に、様々なカラダの問題が顕在化してくるのもオトナ世代の特徴です。
早いと50代前半で「突然死」という誰もが望まない突然の強制終了を食らうことも。(T_T)

20代30代ではきいた頑張りが効かなくなってきて、女性では更年期というわかりやすいカラダの曲がり角を迎える時期でもあります。

「まだまだ頑張れる!」と思う気持ちと「頑張れないカラダ」の現実との板挟み。
徹夜すると1週間は調子が悪い。
手元のスマホが見づらくなってきた、白髪がチラホラでヘアカラーは必需品。

諦めるには早いけれど、さすがに若者と同じ動きをすると翌日に「ガタ」を感じてしまう…そんなお年頃がオトナ世代なのです。

オトナ世代のカラダは、当然のことですが「老化」が徐々に進行し始めます。

スマホの見づらさに代表されるよう眼の衰えは、大なり小なり皆が感じ始めるところですね。
そして、なによりカラダが重く感じるようになる。
口からついついでてしまう「よいしょ」。
(T▽T) まだまだだぜえ~と思いたいのに…泣。

しかも、重たいカラダを何とかしようと、ジョギングを始めたら脚を痛めた、腰を痛めた。
ジムに通い始めたがレッスンについていけない。
昔は出来た重さが全く上がらない…。
情けないことこの上ない思いをする方も多数です。

そしていよいよ「もう年かなあ」のセリフが飛び出します。

【重たくなる原因は?】

先ほど「カラダが重く感じる」といいました。ここには2つの原因があるのです。
ひとつは、純粋に重たくなっている→体重=体脂肪が増えている。

もうひとつは、筋肉が減少し、代わりに脂肪がついている。(体重は変わらない)

体重増加は「食べてるカロリー>動いて使ってるカロリー」の積み重ねで起こります。
オトナ世代にもなれば、多少のイイものも食べられるようになり、そのわりに駆けずり回ることは減ってくるので、当然の結果です。

基礎代謝は年々減少していきます。
基礎代謝が低下して余ったエネルギーが脂肪として蓄積された場合、
単純計算では男性0.4kg、女性0.3kgの脂肪が1年で増えることになります。

こうして年々少しずつ余ったエネルギーが脂肪になって蓄積したら、
増加した体重を維持するためのエネルギーを考慮しても
40歳になるころには男性は7kg程度、女性は6kg程度も18歳の頃よりも脂肪が増えてしまう
その後は推して知るべし。

残念ながら、オトナのカラダはそういうことになっていくのです。

※ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)より作成。
引用:アラフォー女子のダイエット

もう1つの問題は「体重は変わらない」のにカラダが重い件です。

体重は変わらなくても、その中身が若いころとは大きく異なっている事に
気づかないままのオトナは少なくありません。
どちらかというと女性の方が多い状態です。

同じ重さでもナカミの筋肉が減って、代わりに脂肪がそのスペースを占領していく…そんなイメージです。
この状態を「サルコぺニア」といいます。

この状態に気付かず、急に運動を始めると「筋肉は減少」しているわけですから
カラダを支えきれずに、怪我をします。
しかも、治りも若かりし頃とは比べ物にならないほど、時間がかかります。
こうなると、カラダより先に心が折れて、あきらめの境地に至ってしまうのです。

 

【オトナ世代、ゲンキなカラダにシフトするための三箇条】

1つ、実年齢とともに老化が進行している事実を認めるべし

1つ、筋肉量が必ずしも若い時と同じではない事実を認めるべし

1つ、だからと言って諦める必要はないと心得るべし

 

はい。

具体的な方法は、次号よりご案内していきます。

首を洗って、
楽しみにお待ちくださいね。
それではまた次回、お目にかかりましょう。

以上、楽しく明るく健康で!吉田真理子でした!それではまた。( •̀ᴗ•́ )/.+*:゚+。.☆

第2話>>オトナ世代を3ヶ月でゲンキな体にシフトチェンジする方法 VOL.2

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ABOUT ME
吉田 真理子
吉田 真理子
■シニアフィットネスの専門家 ■「長生きストレッチ」考案者 ■女性の運動不足、カラダの痛みを解消するフィットネスディレクター ☆日本で最初の「2代目」エアロビクスインストラクター ●秦フィットネス研究所 所長 ●NPO法人フィットネスビューティ100 代表理事 ●健康運動指導士 ●日本フィットネス協会エアロビックダンスディレクター・エグザミナー・GFI ●日本ホリスティックコンディショニング協会 ホリスティックコンディショナー ●日本フットトレーナー協会 スポーツシューフィッターアドバンス 【経歴】 東京生まれ、銀行員の父の転勤で、川崎→大阪→千葉→横浜で育つ。 スポーツ好きの両親の元、ひたすら体育系を目指す道を歩む。 幼少期からの水泳→サッカーを経て、器械体操漬けの学生生活を送る。 アクション女優を夢見て日々頑張っていたが、高2で大怪我、選手生活引退を余儀なくされ、「レジャーレクリエーションスポーツ指導者」へと進路変更。 大学在学中は、冬はスキー一筋で年間100日を超える山籠り生活。夏はプールガード、キャンプ指導などに精を出し、春と秋に行う「ツナギ活動」としてエアロビクスに出会う。 卒業後、内定が決まっていた大手企業を辞退、日本で最初にエアロビクスとパーソナルトレーニングを行っていた会社にエアロビクスインストラクターとして入社。 メディカルフィットネス(整形外科でのフィットネス指導)チーフ、企業フィットネス(研修など)責任者、中高年フィットネス指導、インストラクター養成コース担当等を経て、バブルがはじけスタジオ閉鎖と同時にフリーーとして独立。東日本大震災直後に、NPO法人を設立。 フィットネスでより多くの人を元気に輝かせる活動をスタート。 スタジオやジムでの活動だけにとどまらず、より広くフィットネスを必要としている人の役に立てるようインストラクター、トレーナーの仕事創生に心血を注ぐ。 レッスンのみならず、企業研修、講演、フィットネスイベントプロデュース、執筆など幅広く活動中。 【理念】運動で、健康を手に入れ、自由でキラキラワクワク元気な人生を送れる人を増やすことで社会貢献する。踊りながら、自分でお棺に入り、「じゃあね☆」といって自分で蓋を閉めるのが夢。 【ビジョン】・平日は大好きなレッスンと執筆。土日は執筆した書籍、DVDをもって全国を講演行脚する。 ・10年以内に健康運動増進施設のプロデュースする。 【座右の銘】・動けば変わる